海賊版サイトの漫画村の話題で、正規の漫画読み放題サービス(コミックデイズとか)がイマイチ盛り上がらない理由として、出版社がバラバラにサービスが乱立して1か所で全ての漫画を読めるサービスがないから、なんてことがまことしやかに言われているけど、有料会員動画サイトの隆盛を見てればそんなわけあるかって分かるよね。
ネットフリックス、アマゾンプライム、Huluと大手動画会員サイトは、それぞれ独自コンテンツ配信して競争してるけど、それで「海賊版サイトに負けて会員数が減った」なんて言い訳は全く聞かない。
つまり正規の漫画サイトやアプリが使われない原因は、「全ての漫画を読める正規の漫画読み放題サイトの存在がないから」ではない。
別に出版社ごとにバラバラにアプリができたとしても、読みたい人は全てに登録するだけだ。
「新作」「話題作」が読めるなら、人は会員になるのだ。
今は「無料漫画アプリ」から「有料会員読み放題サービス」への転換点だ。
会員動画サイトが通ってきた道と同じく、とにかく会員数を増やすのが大切で、有料サービス無料月の期間を出血大サービスで増やして、会員登録する習慣を身に着けさせなければいけない。初月無料ではなく、2,3ヶ月間は無料月にしてCM打って登録させるのだ。漫画原作のドラマにちょいとCM打てば、それだけで会員数大幅アップするのが世の中だ。
今、漫画の海賊版が、映画や音楽と比べて隆盛してしまっているのは、映画や音楽と比べて「取り締まりが厳しくない、怖くない」と思われてしまってるからだ。映画ならハリウッド、音楽ならジャスラックと、権利に厳しい、巨額賠償が怖い、というイメージで表立った海賊版の流通が防がれている。
一方、漫画の権利は漫画家がバラバラに保有することが多く、出版社の対応もバラバラなことが多かった。舐められていたのだ。
映画も音楽も海賊版はなくならないが、舐められなければ勝手に地下に潜って、商売の邪魔にならない程度の規模まで抑えられる。
ネットフリックス、アマゾンプライム、Huluと大手動画会員サイトは、それぞれ独自コンテンツ配信して競争してるけど、それで「海賊版サイトに負けて会員数が減った」なんて言い訳...
登録しない人は見ない、で終わりでしょ。 でもヒット作なら「面白い!」という宣伝や口コミだけは広がるから、その評判を活かして、旬が過ぎた後々でテレビ放送で買い取ってもらっ...