感性や、欲望の度合いがちょっと人とは違った。やりたいことをやれないと体の具合が悪くなる厄介な人間だった。
普通の人が普通の努力を必死でやってる中、私は普通に人とコミュニケーションを取りながら生きていくだけで必死で、クソみたいな生き方しかできなかった。
文字を綴るのは好きだ。純文学でもラノベでも携帯小説でもない作品を何本も書いた。二次創作でもオリジナルでも、面白いと言ってくれる人がそこそこいるから、私の作る話はつまらなくはないと思う。でも、プロになれるかというと話は別だ。プロになる気はさらさらないけど、周りの人間は、いい年して金にもならないことに現を抜かすなと言う。
こんな日は、薄手のカーディガンだけ羽織って夜の町に出掛けてしまいたい。
ひとりぼっちの世界で必死に自分の両の手を組むのはもう苦しい。
誰かに見つけてもらいたい。
あなたの生きてきたこの人生には意味がちゃんとあるのだと、肯定してほしい。
誰もいない世界でそういう人に会えたなら、きっと夢じゃないって思える。
でも、私は結局今日もそうはしない。
漫画や映画みたいに救ってくれる人なんて居やしないの、よく知ってるから。
だから、私には憧れを綴る力が宿ったんだ。
起こす力を私にください。
甘えるな
でたなポエマー
面白いと言ってくれる人がそこそこいるだけでも十分じゃないか