めちゃくちゃうなされて目が覚めた。多分昨日のんだ花粉症の薬のせい。
自分は本社の人間で、店長とパートの主婦と社長が同席するオープン前最後のミーティングに参加中。
オープン前日だというのに目の前に山積みの課題に対して社長も店長もノーテンキで、パートの主婦が適当に相槌打ってばかりの生産性のないミーティングに限界。
「大丈夫だよ」「どうにかなるでしょ」「考えすぎですよ」
軽い嘲笑とともに届けられる心のない言葉で一気に感情が逆流した。
「そんなんでどうにかなるほど商売が甘いはずあるかー!」
この店の前に、同じような調子でお店を一つ潰している。(実話)
その再起をかけた新店オープンだと言うのに参加している誰一人からも危機感が伝わってこない。(実話)
感情的でありながら、理路整然と相手を追い詰めるように問題点を一つ一つ投げかける。しかし、誰一人としてその問題点を理解しようとしない。その何が問題なのかわかっていない様子だ。
ここでとてつもない無気力に襲われるも、その瞬間にそれならば質問として投げかけてみたらどうかと妙に冷静になる。
「○○が☓☓のときは、△△さんならどうしますか?いまその危険性は放置されたままですよね?」
まごついて何も答えられない相手。
もしやこれは効いてるのではないか。
そう思ったとき、妻が息子を叱る声で目が覚める。
心臓は走り終わった直後のように動悸が早い。
一呼吸置いてリビングに出ると、怒られても一向に態度を改めようとしない息子が目に入る。
そうか。相手に怒られて指摘されて、素直に聞ける人間はいない。
物事の善し悪しは忘れて、自分の考えを捨てて相手の言いなりになればいいとしか思わなくなってしまう。
相手の行動を変えたいなら、負けではなく勝ちの経験から変えさせなければ本質的な変化とは言えないのかもしれない。
夢ってたまにすごい。
言われてみると自分の場合、怒ってる相手に対しても感情に流されず発言の内容を聞けるときって 立場がこっちの方が上だったり匿名でいつでも逃走可能だったりと、 強制的にこちらが...