2018-02-02

星野源はあざとい

CDリリース前だが、星野源映画ドラえもん主題歌として書き下ろした『ドラえもん』がラジオから流れてきた。

「たっくさんリクエストを頂きました~!」とDJが言っているので人気があるようだし、

どこかの誰かがブログとか音楽批評で褒めていた気がするので、意識して耳を傾けてみた。


タイトルストレートに『ドラえもん』、「すこしふしぎSF)」という歌詞は聞き取れた。

サビで「ドラえもん」と連呼、そして、間奏に昔のドラえもんの歌がアレンジされているのに気が付いた。


曲をフルで聴いての第一印象は「あざといな」だった。


映画ドラえもん主題歌はいろいろなアーティスト提供している。

数年前のPerfume未来のミュージアム』は、PV歌詞もだいぶドラえもんに寄せていたが、ここまで直接的なところはなく、

「あざとい」なんて感想は抱かなかった。

星野源の曲は「タイトル歌詞ドラえもんのうたのアレンジも「あ・え・て」やってるよ。

ドラえもんファンなら分かるよね?こういうの好きだよね?こういうの仕込む俺すごくね?」

というような彼の思惑が、曲全体からプンプンと漂ってきて、どこか好きになれない。


この曲に「あざとい」という感想を持ったが、私が前から星野源に抱く、妙な感情

「あざとい」という言葉ですっきりと説明できる気がする。

そう、星野源はあざとい。

マンガアニメゲームが大好きで、私と趣味も被っているので、素直にファンになれそうなのに、好きになれない。

彼がメディアでのこの作品が好き発言や、クリエイターとの対談などに遭遇するたび、

「俺こういう作品も好きなんだよ。意外でしょ? ギャップ萌えでしょ? センスあるでしょ?」

と言ってるようで、冷めてしまう。もちろん、本人にそういう気はないのかもしれないが、そう感じ取ってしまうので仕方がない。


職場星野源ファンの先輩がいる。

「先輩、星野源の『ドラえもん』って曲、聴いたことあります? あれってめちゃあざとくないですか?」

と言おうとして、喉まで出かかって、直前で思いとどまった。こんな感想を抱いたのは自分だけかもしれないから。


こうして私はひっそりと増田に書き連ねるのであった。

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