物事の不規則・不釣り合いにエロスを感じるのは、人間の性癖なのか僕の性癖なのか。
彼女がする友人の話の中に、彼女自身の話が混ざっているような気がした。
自分の彼氏のために援交をしている友達の話は、詳細が詳しすぎたのだ。
周りの客が僕らより後に来て、先に帰っていった。
それでも僕らは人のセックスの話をやめなかった。
この会はまたあるってことかな、その時は君はどんな恰好をしてくるんだろう。
勇気も自信もなかったのだ、去年に当時の彼女にフラれた時からずっと。
当時の彼女との関係が怪しいときに、その女の子が相談に乗ってくれた。
この会もその約束の会だった。
当時の彼女のようにもう誰も傷つけたくないとかいう最低にくだらない考えもあった。
そういや年明けていた、と思った。
何もかも僕は去年で止まっていた。
日にちの感覚も無かった。
進む気持ちもなかった。
君はもう2018年で生きているの。
僕はまだ2017年で止まったまんまだよ。
もう諦めなきゃね。