娘は可愛すぎる赤ちゃんだった。親戚も道ゆく人も保育園の先生も皆、娘のことを可愛い赤ちゃんだ、美人さんだと言った。私自身から見ても、他の赤ちゃんと比べてみると、どうも娘は客観的に見て少しばかり可愛い。
そのことが結構辛かった。だって私は可愛くもないし美人でもなかったから。小・中学校ではいじめにも遭っていたし、容姿についてひどいこともたくさん言われた。私からこんな可愛い生き物が生まれてきたということは、きっと夫の遺伝子のおかげなんだろう。でも夫によく似て可愛い娘、という存在に対してうまく愛着が感じられなかった。
また、ちょっと別の話だけれど、私の家族には病気や不幸がたくさんあった。それで、理解ある夫を見つけ、それほど苦労せずこんなに可愛い赤ちゃんが生まれてしまったということは、きっと何かとてつもない不幸がやってくるんだろうという漠然とした不安があった。これまでの人生でも、ちょっと幸福なことがあると不幸がやってきていたから、きっと幸福と不幸とは帳尻が合うようになっている。だからもうすぐ何かひどいことが起きる。
と、かつては暗いことばかり考えていた訳だが、娘の卒園式の準備のために赤ちゃん時代のアルバムを開いたら、なんだこの私にそっくりのおまんじゅうみたいな赤ちゃんは!別に特別顔かたちが整っているということもなく、どこからどう見ても普通の赤ちゃんです、ありがとうございました。あの頃は産後鬱だったのかなー。
今もうちの娘は他の子よりちょっと可愛いと感じているけれど、おそらく欲目エフェクトがかかっているのだなと改めて気づいたのです。あの頃も欲目エフェクトはかかっていたみたいなのだが、鬱っぽかったからねじれた方向に向かっていたのだな。
おむつのパッケージの赤ちゃんを見て、きっとそのうち娘もここに載ってしまう、どうして(私と違って)こんなに可愛い娘が私の子供として生まれてきたんだろう、と悶々としてた。わりと本気で。
娘さんのマンコに極太黒光りマラ突っ込んでぶっ壊していい?
ブクマされている http://b.hatena.ne.jp/entry/360673754 の、消えててきゃっすだけ残ってるトラバ先ってこの人だろうか anond:20171207124340