2017-11-24

[] #42-4「ドッペルさんはマトモに見れない」

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マスダ(兄)「もう少し自分相手気持ち両方を整理させてから行動するんだな」

…………

ミミセン「やっぱりドッペル本人に聞くのが手っ取り早そうだ」

マスダ(弟)「もうやめないか? そこらへんをほじくたって分かるとは限らないぞ。本人だってからいかもしれない」

タオナケ「自分のことだけど、分からないって言うの?」

マスダ(弟)「自分自身の気持ちを正しく把握している人なんて、実のところそんないないよ」

ミミセン「僕は自分気持ちが分かるよ」

タオナケ「私も」

シロクロ「ミートゥー!」

マスダ(弟)「そりゃお前らが例外か、分かった気になっているかのどちらかだと思う」

捜索

シロクロ「あ、魔法少女がいるぞ」

ミミセン「本当だ。ちょうど良かった」

魔法少女「また、あなたたち? 個人的な頼みはノーサンキュー

タオナケ「違うわ。人を捜しているの」

魔法少女「そういえば、五人組なのに1人いないね緊急事態?」

マスダ(弟)「そいつに、俺の兄貴のことが好きかどうか追求しようと思っているんだ」

魔法少女「やっぱり個人的な頼みじゃないの!」

瓦解

魔法少女「そんなことに協力なんてできない」

ミミセン「そう言わずにさ、頼むよ」

魔法少女自分たちが何をやっているか分かっているの? 単なる興味本位で人の気持ちを弄んで」

タオナケ「別にそんなつもりはないわよ」

魔法少女「“善意第三者”ってわけでもないでしょ。“野暮”だとか“余計なお世話”だとかって言葉を知らないの?」

タオナケ「それ、よく聞くけど、あまり理解できない」

魔法少女「……そういえば私の正体暴いたっていう前科のある子達だった」

逃避

ミミセン「ドッペルが見つからいね。心当たりのある場所ほとんど探したのに」

タオナケ「まるで私たちから逃げているみたいに」

マスダ(弟)「多分、実際に逃げているんだろうね。いわゆる乙女心ってやつさ」

タオナケ「私、女だけど、よく分からないわ」

マスダ(弟)「兄貴の言っていたように、ドッペルは色んな感情が渦巻いているんじゃないかな。兄が欲しいという願望、親愛、友愛恋愛、色んなものがぐちゃぐちゃになっている。だからそれを自然とハッキリするまで様子見しているんだ」

タオナケ「じゃあ、それをハッキリさせるためにも、ドッペルに問いただしましょう!」

マスダ(弟)「おいおい……」

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