いつぞやか、学生時代に5つほど上の先輩から怒られたことがある。
内容は至ってシンプルで、「Twitterで呟いている暇があるならLINEの返事をしろ」ということだった。
もちろん理不尽な理由でもないし、確かにLINEの返事がこないのに、相手がTwitterで呟いていて気を悪くする気持ちもわかる。
素直に謝ったし、それは言葉だけの謝罪ではなかった。ただ、当時の自分にはモヤモヤとした点がいくつかあった。
まず、自分が呟いていたのは、
「A先輩のLINE、返事しないと」
「最近疲れからMPが尽きていて、気を遣って返事をする気力がない」
とかそういった内容だったかと思う。
前者のようなツイートをするのがまずよくなかった。なぜなら、冒頭で述べた内容のリプライが飛んできたからだ。
1つ目のモヤっとしたポイントがこの、「本人以外に怒られた」というところ。
2つ目は、このB先輩に同調して、周りの数人がそのB先輩のリプライに対し、「いいね」をつけたり、「確かにw」と反応したりしたこと。
3つ目は、B先輩のリプライを見て、私が青い顔をして直ぐにA先輩に謝った際に、「え?そんなの全然気にしないよ~」と言ってくれたことである。
実際にA先輩からきたLINEは、簡単に返せるような内容ではなくて、ツイートの通り、その時少し精神的にやられていた私は、脳みそを回転させて返事をする気力がなかった。
もちろんA先輩には、「返事少し待っていただけますか」と伝えてはいた。(B先輩には知る由もないが)
だが、その油断がよくなかったのだと思う。
「当事者じゃないのに首を突っ込んでくるな」という感情が根底にあって、
その上でA先輩がなんとも思っていなかった(であろう)という事実がモヤっとした気持ちを生んだのかな、と今になっては思う。
そもそも、Twitterで呟くということは、私は対話ではないと思っている。(リプライは別として)
だから、脳みそを回転させずに、思っているままを前述したようなことを呟いた。
しかも相手は友達ではなく、兄弟よりも年の離れた大人で、何も考えずに返事を返せるような関係性では到底なかったのである。
でも、周りの人にとってはそんな私の心の内など関係なく、ただ先輩に返事を返さずに怠けてTwitterをしている不義理な奴、と思われただろう。
この出来事は今日のように、時々思い出しては、数年経った今でも
「人間関係の築き方が下手な奴」とチクチク心を刺してくるのだ。