なる議論があるらしい。
学生がWordで論文を書いて来たら、それだけで不合格の推定が働くという研究者の方もいらっしゃった(さすがに理不尽だと思う)。
私自身は出身学部がバリバリの文系で、職業も数式と無縁の類なので、Wordの方が圧倒的に使う頻度が高い。
だが、最近趣味で数学をやるようになって、TeXにも触れるようになった。
それで何となくTeX派の言いたいことも分かってきた(そもそもWordとTeXを同じ土俵で比較するのがおかしいという批判は一旦措く)。
ぶっちゃけて言えば、TeXでできることのほとんどは、Word2010でもう出来てしまう。
そのためTeX派の主張・反論はかなり苦しく、感情的なものが多いのだが、なぜそこまでTeXに固執するかと言うと、TeXの方が楽しいからではないか。
いくらショボい文書を作るにも、TeXだと様々な問題が生じ、それをググって解決する。そして出力される美しい文書。
この過程が非常に楽しく、無味乾燥になりがちな文書作成の作業が創作性を帯びてくる。