行き帰りの電車の中、持ち帰りの書類、休日に来たメールへの返信、全て、仕事だ。
ここまでは間違いない。
一見すると仕事ではないが、仕事をするために必要な肉体を維持するための時間だ。
デスクでうんこを漏らさないためにわざわざトイレに行くのだから、つまり、仕事だ。
なんということだ。
少なくとも社会人の平日はそのほとんどが仕事になってしまった。
では社会人になる前はどうだろうか。
そう、学校に通っていた頃だ。
あの頃、私達が勉学に勤しんでいたのはこの社会で生きるために必要なことを学ぶためだった。
国語・算数・理科・社会、それらの知識がなければ社会生活に大きな支障が出る。
社会生活とは何か、金を稼ぎその金を使って生きること、つまりは、仕事をすることだ。
そう、仕事だ。
就職が有利だから偏差値の高い理系大学を目指した同級生が君たちにもいるだろう。
そうなのだ。
もうこうなると残っているのは、遊びの時間ぐらいだ。
何故なら、結婚して子供を生むことすらも、人類全体の労働力維持のための行いであり、つまりは仕事なのだから。
時には間接的ないしは直接的に仕事に必要な知識を得られる遊びをすることもある。
同じ楽しさの遊びならば、多くの人がついでに仕事に役立つ方を選ぶだろう。
もう駄目だ。
同じ楽しさの遊びならば、多くの人がついでに仕事に役立つ方を選ぶだろう。 仕事に役に立つとしても、 全く楽しさのない遊びなどあるのか? 苦行な趣味を持っている人だ。
学校に通ってた時から今までよく分からないんだけど、なんで嫌なことを仕事にするんだろう。好きなことで食っていくと公私が切り分けづらくなってしんどいというのは聞くけれど、...
人生のすべては仕事である。 だから、仕事を楽しむべし。