サッカーを見ていると顔面に蹴りが入ったり、思いっきり膝を相手にぶつけたり、スパイクの裏面で相手を蹴ってしまった光景をたまに見る。
このような光景を見て観客やサッカーファンとかは恐いなぁとは思わないのだろうか?正直、自分はメチャクチャ恐い。
怪我して痛いって怖さももちろんあるが、たった1回の怪我が理由でもし誰かのサッカー人生が終わってしまったら…なんて思うと猛烈なサッカーファンのように素直に興奮して応援できなくなってしまった。というのも、サッカーの試合でたまに見る危険なプレーはものすごく痛々しく、顔の近くにスパイクが当たりそうな光景を見ると「大丈夫なのかコレ!?」と心配する気持ちが勝ってしまう。
「ボールに喰らいつくようなプレー」や「体を張ったプレー」とか、そのような頑張りをとにかく推奨する雰囲気がサッカーにはあると思う。良く言えば一生懸命ってことなのだが、せめて大怪我させるような危険なプレーだけは止めるようにルール整備をして欲しいし、サッカーを教える側もそこまでして勝ちたいという気持ちはすごく分かるが、顔に当たりそうだったら足を上げない・相手に思いっきりぶつかるようなプレーをしない、とか危険なプレーを起こさないように子供のうちから教えるべきだと思う。
特にサッカーというスポーツは例えばボクシングとかラグビーとかと違って、殴られる・激しくぶつかり合うというイメージがそこまで結びついていないように思える。そのためか見ている側がたまに見る危険なプレーに対してあまり覚悟がない分、1度気にしてしまうととても恐ろしく感じてしまう。
たくさんの人たちに愛されているスポーツだし、学校でも体育の時間などでおそらく誰もが経験するほど身近で、一番認知度が高いスポーツだと思うが、だからこそなんでこんなに危険なプレーが結構当たり前にまかり通っているのか不思議でならない。
危険なプレーに繋がるかもしれない、ボールに喰らいつく・ボールに飛び込む・無理やり足でボールを取ろうとする、などのようなプレーを他の人がどんな風に思っているのかがものすごく知りたい。
自分だけが怪我するならまだしも、相手に大怪我をさせるかもしれないプレーをものすごく一生懸命頑張っているという言葉で片付けていいものかと、映画「コンカッション」を見た後に、W杯アジア最終予選日本対UAE戦を観戦しててなんとなく思ってしまった。