少子高齢化のこのご時世、一人で生きることができなくなり一日の大半を他人の手を借りないと生きられなくなっていて、それでいて本人が「もう十分かな」「若い人の力を借りてまで生きるのは嫌だな」と思っているのなら、
安楽死した方がいいと思うんだ。
世話されてる側も他人に申し訳ないと思いながら生きる人生を終わらせることができる。
少子高齢化で若い人の働き手がどんどん減っているんだから、未来のない人の世話に手間をかける暇があったら、経済活動に資してくれないと社会がどんどん衰退してしまう。
いや、どっちにしろ衰退はすると思うが、高齢者の世話にかけていた時間を他のものに使えることで少しは活発になれるはずだ。
だから、世話される側がもういいよと思っているなら安楽死は賛成。年齢問わずね。
ただ、高齢者や若くして体が動かなくなった人などでそれなりに本人の意志がはっきりしてる人でなければ「安楽死」ができない。
リビングウィル契約とかも、健康なときに本人の意思を確認したうえで行うものだ。
重度障害者の場合他人の手間をかけてるという事実は変わらないのだけど、彼らにはもはや「迷惑をかけている」という自覚もなければ、「じゃあ死んだほうがいいな」という思考回路もないし、「死にたいです」と意思表示すらできないケースが大半だ。
重度障害者で施設に入っているレベルというのはそういうレベルだ。
例の事件の犯人は安楽死安楽死言ってたけど、安楽死を選べるほど彼らは恵まれてないのだ。
自然界の動物も安楽死は選べないだろうけど、自然界の動物ならば一人で生きられないものは世話されずに死んでいく。
人間だけは安楽死を選べない上に、他人がありがたくも世話をしてくれるものだから、人的リソースを割かれて生かされていく。