大手AVプロダクション元社長ら逮捕 女性「出演強要された」 労働者派遣法違反容疑
http://www.sankei.com/affairs/news/160612/afr1606120006-n1.html
ブコメでも多くの人が指摘していますが、女性が出演強要を警察に相談したのになぜか本番の有無が問題になっています。
ヘタをすると自由は規制されたのに強要は温存されているということにもなりかねません。
本番行為が無いというのと騙しや出演強要が無いというのは別の話です。
チョコボール向井氏は「いまとなってはかなりクリーンな業界で、騙しとかはないんですけどね。」としつつも、次のように語っています。
「AVの歴史をたどると、80年代は騙しが多かったんです。「雑誌の取材でちょっと裸になるだけだから」といって、AVのことを知らせずにつれてくるんですよ。そういった子たちはプレイの時も体がひらかないので、こっちとしても辛かったですね。当時の擬似プレイも、これを考慮していたんだと思います。」
教えて、AV業界の裏側!新宿2丁目で伝説のAV男優に会ってきた - りょーすけネット
http://www.ryosuke-takano.net/entry/2016/05/19/115049
ついでですが、昔(80年代ごろ?)のエロ本については、川本耕次『ポルノ雑誌の昭和史』(ちくま新書)で次のように書かれています。
「常識的に考えれば「カメラの前で裸になってくれますか?」と聞いて「はい」と返事をもらってから撮影に入るべきなんだろうが、実はこれではうまく行かない。
それより、エロ本だという事実を隠してとにかく撮影に入ってしまう。下着の撮影だという事にしておけば良い。」
「みんなの足を引っぱって邪魔しないように懸命なような、まあ、そういったマジメそうな女の子がカモで、それも一人で帰れないような遠くに連れ出してしまえば拒否しづらい」
「よく誤解されるのだが、エロ本出版社というのはヤクザや暴力団がやっているわけではない。ヤクザっぽい人がやってるわけでもなく、ごく普通の人がやっている。」とも書かれてるんですが、カタギの人間も結構無茶をするものです。