2016-05-16

移民政策反対=右派? 逆じゃないの?

最近欧米では移民政策に反対する”右派”と緊縮財政に反対する”左派”が台頭していると聞く。右派の例を挙げると、トランプフランス国民戦線左派の例を挙げると、サンダーススペインポデモス

でも経済的観点でいえば、移民政策に反対するのも緊縮財政に反対するのも両方”左派”じゃないの?

だって移民政策って結局のところ、より安い労働力国内供給するための政策でしょう?

それってつまり労働市場価格破壊まり賃金破壊を起こして、国民移民の間で職の奪い合いをさせるってことだ。

労働供給が増えて労働者同士の競争が激化すると賃金は下がり、結果的労働者全体が不利益を被る。逆に経営者人件費を安く抑えて利益を得る。

まり移民政策は、企業による労働者搾取悪化させるものだ。っていうか完全にネオリベ、つまり右派政策だよねこれ。経営者にとってはまさにウハウハ(右派右派

からメディアがよく言う「移民政策に反対する極右〜」という表現違和感を覚える。

経済的に見れば、明らかに移民政策右派でそれに反対する労働者勢力が左派じゃないか

からそろそろ「移民政策緊縮財政の両方に反対する左派政党」というのが現れても良い気がする。二つの潮流を独り占めできて労働者にとっては良いことづくめの勢力だ。

でも労働者の味方を自称する左派たちは、なぜか移民政策に触れたがらない。

私はむしろ左派を自認しているからこそ、これがとても不思議に感じる。

  • 経済左派っていうのがあるんですわ。逆に言えば歴史関係だと真っ赤かなのに経済的には極右もいいところの新聞とかゴロゴロありますよね

記事への反応(ブックマークコメント)

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