せっかく4月1日なので嘘を書いてみよう。
以下の内容は全て嘘だ。
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僕は既婚者であって、子供が二人いる。息子と娘だ。
高卒なので奨学金による借金はなく、また、一般的な給与を得ている。
酒は好きだけど、ギャンブルもタバコも無縁で、休日にはできるだけ専業主婦の妻を手伝って家事をしている。これは洗濯と食器洗いが単純に好きなのでどんどんやっていきたいくらいだ。
妻は一般的に見て、美人であって、世界で一番愛しているが、同時に、女好きの僕は余所でセックスもしている。
結婚して五年間で妻以外におよそ20人ほどの女を抱いた。
飲み屋で知り合った娘、職場の人妻、部下、取引先の女性、高校時代の後輩等々。
ちなみに、結婚してからは妻に悪い気がして風俗には一度も行っていない。全て一般の女性だ。
それで思うのだ。
おそらく、僕は妻と別れてもそれなりの女の子を捕まえてすぐに再婚できるだろうと。
女の子を口説いて好きになって、アプローチすればそれなりの確立でつきあえるし、結婚もできる。
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以上。
よって存在しない者が文を綴ることもなく、この文も本当は存在していない。
存在しない文章を体験した者は既にそのもの自身が存在領域からはみ出しかかっており、割愛すると世界は全て存在していない事になる。