世の中のサラリーマンには二種類いる。サラリーマンの才能があるんでサラリーマンやってる人と、他の才能(例えば経営者の才能)がないんで消去法的選択でサラリーマンやってるひとだ。後者は、別にサラリーマンの才能があるとは限らない。そして多くの場合中小企業や役所でうだつの上がらない仕事をしてる。つまり実は多数派だ。
経営者にも二種類いて、経営者の才能があるんで経営者やってる人と、経営者以外の才能がない(他人の指示に従うとか才能が必要なのだ)ので経営者やってる人だ。経営者っていうと随分大げさだけど、フリーランスとか、中小零細企業の社長なんかはたいていこのタイプなのだ。ワンマンで馬力はあるが組織に合わせるのが苦手な人たちだ。
「世の中不景気でブラックでまじうんこ経営者死ね」って労働者の立場から投げつけるWeb記事読むけど、多くの場合それ才能のないサラリーマンが世界を呪詛してるわけだよな。でも正直チョットまっただぜ。才能のない(ほかにやれることないんで仕方なくやってる)経営者だっているんだよ。そんな呪いを向けられても困る。お前らだって「超有能なサラリーマンが今の八十倍生産性あれば日本は救われるのに」って言われても困っるだろ? 経営者は思ってるぜ。「まじ労働者うんこの群れ。犬の方がよっぽど賢いぜ」って。だからあんまり殺意向けるな。日本死ねとかいったってどうせ自分も含まれてるんだから。
働いている人間の殆どは非雇用者だからなあ。雇用者側の事情をわかれって言ってもなかなか想像しにくいかも。 うちは親が経営者で(サラリーマンの家の子に)社長なんてすごいね!...