たかが10年ぐらい前に聞いた話では、自分がゲイであることを親にカムアウトするってのは重大なイベントで、場合によっては勘当されてもしょうがないとかそんな話だったと思う。
今もその辺はあんまり変わらないのかもしれないけれど、公にゲイを否定することはその人の社会的な人生終了をもたらすことすらある勢いなわけで、もちろんそれは公の話しだから一人の親と一人の子供の間には適用されないのかもしれないが、否定されたゲイの息子が例えばツイッターに「親にカムアウトした。親父は激怒して勘当された」とか書いたらその親父は職場を突き止められて電凸されたりしちゃうわけじゃないですか。きっと。
日々新しい情報に接していない人、例えば老齢の父親とかはたかがこの10年の急激な意識の変化なんかにはついてこれなくて、そりゃあいろいろおかしな事にもなるだろうし、失言しちゃう政治家なんてのも出てくるんだろうな。とか思ったり。
タバコも似たようなところがあるよね。きっと15年前に定年したじいさんなんか感覚としてはオフィスのどこでもタバコが吸えて道にポイ捨てするのが当たり前だった気持ちをなかなか整理できないのかもしれないね。
あんまり関係ない事を書くと重箱の隅をきれいにするのが大好きな人にホジホジされちゃうからこの辺でやめておこう。
で、タバコの話しはどうでもいいんだ。アホにもわかるようにしっかり書くけど、タバコの話しは「(定年退職などで)情報の更新の流れから取り残された人にとって、ここ10年20年の急速な変化についていくのは難しいかもしれない」という構造が似ていると思っただけね。
定年して色々ついていけなくなっちゃう人は、30手前くらいから露骨に「色々ついていく気がない」感を出して生きてきてると思うわ