共産党系の人たちが進めている「NO MORE 賃金泥棒」が、ようやく新聞に取り上げられ始めた。そもそもPJ自体が立ち上がったのは10月15日だから、ずいぶんタイムラグがある。きっと立ち上げたのはいいが、ぜんぜん話題にならないので、旧知の左翼記者たちに売り込んだか泣きついたかしたんだろう。
しかし新聞だって、そんなくだらないものを公器でホイホイ取り上げるわけにはいかない。なにしろ「1分単位の賃金支払い」なんて新聞だってやってないんだから。1分どころか15分、いや1時間単位の支払いもしていないだろう。それはなぜか。そんなことをしたら、自分たちが自由気ままに働くことができなくなるからだ。
左翼たちはいつも、労働者の味方のような顔をしながら、労働者たちのクビを締めるようなことしかしない。もしも1分単位の残業代なんか徹底させたら、会社だって1分だって残業させないことにせざるをえない。1分前退社を義務付けたっていいくらいだ。きっと生活残業している中小零細の労働者から猛反発をくらうだろう。でも共産党は、党員か労働組合員じゃなければ人じゃないから耳を傾けないけどね。
それに退社に1分1秒を争うなら、トイレだって自由に行けなくなると考えるのが当然だ。少なくとも、あらかじめ「みなしウンコ休憩時間」を設定し、長すぎる奴は労働時間を控除する必要がでてくる。あるいは会社でウンコが全面禁止となり、「みなし小便タイム」だけになることだって起こりかねない。
「いやいやトイレの時間にいくらかけても、それは会社が口出しできることじゃないだろう?」なんてサヨクはいうだろうけど、それこそ人権の名の下に行う業務妨害みたいなものじゃないか。あまりにもバランスを欠いており、一方的すぎる。だからアカは採りたくないということになるんだよ。
でも、「NO MORE 賃金泥棒」の呼びかけ人たちは、労働者じゃなくて労働活動家だから、タテマエばっかり言ってりゃいいわけよ。バカすぎるわ、労働者の敵どもが。