2015-10-07

税務相談室のヤノさんの責任感と誠意と熱意

昨日、税務署に行った。

去年の確定申告FXの損失分を計上していなかったからだ。

損失分を3年繰り越しができることになったのを知ったのは割と最近になってからだった。

一応、電話してから税務署に行った方がよいと思ったので、先日確認電話をしたら

「更正の手続きになりますので、証拠書類印鑑を持って窓口におこしください。」

という回答だったので、暇ができたら早めに行こうと思っていて、それが昨日だった。

総合案内若い女性要件を言うと

「しばらくそちらの椅子に座ってお待ちください。」

と言われたので、椅子に座って待った。

他に来客もないのに10分くらい待たされて、イラっとしているところにクボタさんという30代くらいの男性が現れて要件確認をされ、また

「しばらくお待ちください。」

と言われたので、指示に従った。

それから20分くらい待たされた後クボタさんが現れて

「いろいろ検討しましたが、FX損失計上については、確定申告時にしていただくことになっておりますので、更正の手続きはできません。」

さらりと言われた。

「は?電話して確認したらできると言われたのでわざわざ来たんですけど」

と言ったら

すみません法律でそういうことになっていますので」

全然申し訳なくなさそうな感じで言われた。

全く釈然としないまま

法律で決まっているのならしょうがないですね。分かりました。」

と言いながら、家に帰ってネットで徹底的に調べてやると思っていた。




家に帰ってネットで調べたら、更正手続きができないというようなページもあり、できるような通達内容のページもあった。

(どっちなんだよ。使えねーな。)

と思いながら、思いついたのが他の税務署電話して聞いてみることだった。

他の税務署の税務相談室のヤノさんの回答も地元税務署の回答とほぼ同じだった。初めの回答は。

電話を切ってしばらくしてまたヤノさんから電話があった。

「私もあれから気になっていろいろ調べたんですよ。そしたらもしかしたら更正手続きができると解釈できる通達を見つけたんですよ。地元税務署には私の方から電話しておきます。後日地元税務署の方から電話がありますのでよろしくお願いします。」

という素晴らしい仕事ぶりだった。責任感と誠意と熱意が感じられた。

私は受話器を握りながら自然に深くお辞儀をしていた。




そして今日地元税務署クボタさんから電話があった。

「昨日の話ではできないということでお伝えしていましたが、上部組織に問い合わせしたところ可能という回答でした。また税務署に起こしいただくもなんですので、郵送させていただいて返送していただくということでよろしいでしょうか?」

ま、対応はそういうことになるだろうと思っていたので、了承したがチクリと嫌味を言ってやった。

根拠条文はこれだ。

https://www.nta.go.jp/shiraberu/zeiho-kaishaku/tsutatsu/kobetsu/shotoku/sochiho/801226/sinkoku/57/41/15.htm

それにしても地元税務署仕事のできなさというかなんというか・・・

ヤノさんに電話していなかったら「できません。」で終わっていたのだ。

やれやれ

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