俺は自分自身が医者で、治らないものを治ると謳う(またはそのように錯覚させる)代替医療は、本当に嫌いなんだけども。
効果的な治療法がない状態で、苦痛緩和などの可能なことはしているなら、慰みに無害な何とかエキスを飲むくらいのことは、目くじら立てるべきじゃないとも思っている。
川島なお美さんについては、細かいことはよく知らないが報道を見る限り、その目くじら立てるべきじゃない条件が揃っているように思うので、とやかく言う気にならない。
以前、この辺の心理を増田にちょろちょろ書いたんで、張り直しとく。自己顕示欲丸出しでアレだけど、できれば色んな人に読んでもらいたいんだ。
http://anond.hatelabo.jp/20140717143416
※ 後から出てきた情報見ると、やるべき治療もやってなかったのかもしれないと思えてきた。その場合はまた話が違う。
ただ、彼女が民間療法で本当に癌が消えると信じていたかは、分からないと思う。闘病する心構えができるまでの「つなぎ」だったかもしれない。
悪性度の高い病気だと言われて呆然としている状態で、さらにすぐ手術を即断できる人は多くない。いきなり敵に襲われて、咄嗟に崖を飛び降りるか判断を迫られるようなものだ。
そうするためには、知識に加えて普段からこのような状況に対する心理的シミュレーションが必要だが、彼女ほどの女優なら忙しくてそれどころではないだろう。
加えて、俺のような無名人に比べて有名人には、善意悪意両面から怪しい民間医療が寄ってきやすいのだと思う。
それを振り払うのに必要な労力は、きっと俺が費やすのの何十倍もあるのではないだろうか。
「癌が治る」と謳う民間療法は全く以て滅びてほしいが、実際にそれを全て排除するのは本当に大変で難しいことで、簡単に「そんなのに騙されるなよ!」なんて言えないのだ。
だからこそ、普段からトンデモのやり口、トンデモの何が悪いのか、ブログなどで啓蒙している先生方には頭が下がります。これだって本当に大変なことだから。
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