勉強好きなんだね、とよく言われる。
大卒の人に比べると、大学院と医学部で8年間も長く学生をすることになる。
勉強を好きか嫌いか言われたら、どっちでもない。
部活も入ってなく帰宅部だった冴えない自分が学校で一目置かれるためには勉強しかなかった。
一つ目の大学に入った後は受験の燃え尽き症候群で、一気に勉強が嫌いになった。
社会人になって、医学部に入り直したのは、単純に生きていくためだったように思う。
業界自体は斜陽だったけど、会社自体はいわゆる一流企業だったし、定年まで勤めていけば、生きてける。
社畜なんて煽りたくないけど、それこそ会社に生かされているだけのように思えた。
事実、会社には利益を出さないのに給料をもらっている人ばかりだった。
生きていくためには、スキルがいる。
そう思った。
今、勉強しているのは、勉強が好きとか嫌いとか、国家試験に受かるためとか、そんな次元じゃなく自分が自分らしく生きるために勉強している。
自分にはこれができます、この知識、スキルを誰かのために役立てることができますと、ある意味、自分のアイデンティティーにするための勉強。