北山修が「自虐的世話役」という言葉を作ったのははるか昔であるが、その心性は未だに日本にあると私は考えている
諸家の名著を読んでいただいたり、下記のリンク先に飛んで頂ければ、それが私の題意を代替してくれるものだと思われる
難しい話ではない
人は、他人に情けをかける事で負担をかける事が出来ると言う事だ
日本はとくにそれが強く、「タダより高いものはない」と世間では言い換えられている
まったくもってその通りであり、日本人であれば誰であれ、程度の差こそあれ、共感に難しさを感じる事はないだろうと考える
これはまさに"怨み"の心理であり、古来より怒りよりも恨みが人を恐れさせる所以となっている
しかも、先達が言明しているように、情けや忍耐が文化や社会や宗教により承認され推奨されている所に狂気がある
「人の嫌がる事を進んでやりなさい」とは、日本語の非決定性を揶揄した冗談に過ぎなかった訳であるが
いやしかし、どうだろう
情けほど日本人が潜在的に恐れているものはないのではないだろうか
人にして貰った時の言いし得ぬ敗北感や恥じに似た「申し訳なさ」というのは、日本人版の"原罪"と言えるのではないだろうか
「申し開きも出来ない」が語源であるところの申し訳なさを感じ、ただひたすらに自らより強い者の施し受け、侮辱され屈服させられることへの居た堪れなさが良く表現されているだろう
日本人はこの絶大なる狂気/凶器を日常的に振り回すという現実に於いて、世界一陰湿で凶暴であると言えるだろう
情けそのもののテーマより、日本人が西洋史感を除いても「情けない」罪に苛まれている、という考察そのものはもっと多くの人に届いても良いね。 リンク先の恋愛~の方は日常的な観...
「けど、ご主人様は「周りの人」が自分のご主人様になってまうでしょう?」 「鳥取様が「チョコのご主人様」でいようとする事で自分を下に置こうとするのをやめてくれはったら」 ...
「君の顔を焼いたって不安は消えたりしない」 ――緑のルーペ「AFFECTION:ERRORS-HERO-」 僕だけの安らかな世界は、嫉妬、不安、疑い、コンプレックスや、あせり、苦痛にまみれてしま...
ところで男オタに限定して話してるように見えるけど、女オタにも適用できる話だよな、これ。
https://anond.hatelabo.jp/20171022210553 少し追記する 人間の歴史は自然の克服である、と誰かが言った それはつまり、効率への志向でである 人を鍛えるよりも、道具を作る方に人間は進化して...
追記の追記 「PSYCHO-PASS」の世界観が現代日本で受けたのは そのストーリにおいて「自己決断を機械(シビュラシステム)に任せ、自己に決定・決断を放棄した時に何が起こるのか」という...
https://anond.hatelabo.jp/20171022215710 更に追記 この記事をみて、何となく感想 現代の対人関係においては、人間関係が対等なものから支配・被支配的な関係にシフトしつつあるのではないだろ...
創作物をもとに社会を語ろうとすると的外れにしかならないって増田が言ってた
モノ化されているのは、今まで「俺」で ・何を懇願しても共通の友人に紹介してもらえない ・ネトゲ内ですら共通の友人に紹介してもらうことを断わられ、隣でゲームをすることすら断...
https://www.pixiv.net/artworks/97652638 基本的には色んな作品のネタバレと、ただの連想の垂れ流し ともかく、今回の話は凄かった 杉浦氏が「34話、うまく描けた気がする」「自分は34話みたいな...