2017-10-22

https://anond.hatelabo.jp/20171022214742

追記の追記

他者とのつながりが自我の基盤だった時代など、当の昔に終わっている。誰もがシステムに見守られ、システム規範に沿って生きる社会では、人の輪なんて必要ない。皆小さな独房の中で、自分だけの安らぎに飼いならされているだけだ。

PSYCHO-PASS」の世界観現代日本で受けたのは

そのストーリにおいて「自己決断機械(シビュラシステム)に任せ、自己に決定・決断放棄した時に何が起こるのか」というテーマ

一見すると思考実験的な仮想性を持ちつつも

その実、現代社会における個人主体性問題と深くリンクしていたがために現代オタクの興味関心を惹いたのだろうという自己的な指摘をしておきたい

結局、現代においては「透明な存在であることが求められてしま

人は人と付き合うのではなく、機能と付き合うようになる

「”運命果実を一緒に食べよう”と言ってくれる誰か」はこの世界には存在しない

からこそ、僕らは「落とし穴の中で幸せそうにしている人が描かれた物語」を読みたくなる

狭い二者関係の中で起こるテンプレート化された会話劇ですら、この世界には実在しないのだから

僕らが求める対人関係という“真理”は実在しない

それは吊るされたニンジンに過ぎず、世界神様人間に興味がない

記事への反応 -
  • 北山修が「自虐的世話役」という言葉を作ったのははるか昔であるが、その心性は未だに日本にあると私は考えている 諸家の名著を読んでいただいたり、下記のリンク先に飛んで頂けれ...

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