2015-06-24

はいこちらポンポ商事です

民主主義といえば「選挙」だと言われている。

そして一度の選挙で多数を得たか白紙委任をしたわけではないとか、

一票の格差がどうだとか、シルバーデモクラシー(?)だとか、

もっと気の利いた話になると、

数学的に完全に民意を反映させる選挙制度不可能だとか、

様々な問題点も指摘されている。

では、なぜ選挙というものが多くの国や地域で今も続けられているのか。

欠陥は多いけれども、それでも選挙が一番マシだから、という

消極的理由を挙げる者もいるだろう。

しかし、私はそうではないと思う。

例えば、AKB48の曲には興味が沸かないのに

総選挙」の結果発表はやっぱり見ちゃうということがある。

わざわざ福岡の会場に足を運ぶとか、

テレビ時間に合わせて仕事を切り上げて帰宅するということまではしないが、

その時間たまたま家におり、テレビチャンネルを回してみると

ちょうどやっていたとなると、ついつい見てしまう。

あれって、選挙の「結果発表」っていうイベント自体面白いからじゃないのだろうか。

本物の選挙でも、投票してもいない余所選挙区の接戦を見て、

興奮して夜更かしすることがある。眠れないことがある。

そういう大人が結構いる気がする。

投票するだけの我々でさえあんなにアドレナリンが出ている感じを覚えるのだ。

出馬して、しかも、接戦で当落ギリギリ候補者脳内想像するに、うーむ。

そら、ホンマに超興奮やと思うわ。

一度、あの「結果発表」のときの高揚感という禁断の実を味わってしまったので、

人類はなかなか選挙をやめられないのではないだろうか。

投票しもしないでカーボーイを聞き、しかも一位の結果は下馬評通りだったのに、

それでも興奮してしまったので、ついそんなことを考えてしまった。

ただ、一番笑ったのは「ごめんね、島倉千代子」だったが。

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