発達障害診断のための知能検査的なやつで、いくつかの検査が再検査になったのを受け直してきた。
どうも出来が想定の下を行く方向で悪かったものを再度やらされているようで、苦手意識のある検査が多かった。
練習の時点で「ぽ」が「と」に聞こえてミスりまくることが発覚。心理士苦笑い。
練習を何度か繰り返しながら音量調節して「と」と「ぽ」の判別はだいぶマシになったけど、
そこに意識を集中しすぎて「と」と「ぽ」を待ち受けてしまって、
結局「ぽ」がきたときに素早く反応してから(あぁ…違ァう…)と頭を抱えたり、
不意に「ど!」「ご!」とか強めに発音されたやつにびっくりして思わず反応してしまったりした。
全体的に「と」さんはちょっと個性が足りないからもうちょっと頑張って自己主張するとか、
跳ねるような軽やかさを活かすためにカバン持ちとして「っ」を同伴するとかしてほしいと思う。
ラインナップ中で「と」さんより薄味なのが「こ」さんぐらいしかいないイメージでとても困った。
あと、しばらく「と」が出てこない(見つけられない)状態で音の羅列を聞いていると、
頭がボヤァーっとして微熱があるような感じになってしまって、何度か取りこぼしたような気もする。
終了後感想を聞かれたので、相変わらず苦手だが、前回は外部の話し声が途中で聞こえてきて検査中に完全フリーズしたりしたけど、
今回はそれがなかった分、前よりはまだマシなスコアが出た気がすると伝えた。
いじわるで悪質なひっかけ問題。テレビでお年寄りが認知力アップのトレーニングとして同じような課題をやってた気がする。
前回はちょいちょい前のめりで「中…じゃない下!…じゃない上!!」とかミスりながらも、割と出来たつもりだったんだけど、再検査食らったのでどうやらダメだったらしい。
「できるだけ早く」「でも飛ばさずに」と言われつつ、ミスると「やーいやーい、ひっかかった!ひっかかった!」と頭の中で猩猩が嗤う気がして嫌だったので、
やや丁寧さ重視でやったのが功を奏したのか、今回は「前よりタイムは落ちたけど、正答率は幾分よくなってますね」と言われる。
上出来。
覚えておく系は露骨に苦手。
『6』 「(6)」
『0』 「(6・0)」
『1』 「(6・0・1)」
『4』 「(6・0・1・4……6はもういらないから6・1・4……アレ?)」
『2』 「(アワ…アワワワワワワ)」
『3』 「(3!3だな!もう前半思い出せないからここから気を取り直していくしかない!)」
『8』 「(3・8、3・8、よし来い、よし来い、もう1つ、ワンモア!カモン!ん、1?いや違う!さあ!さぁさぁ!サァーッ!って叫ぶ卓球の人誰だっけ?)」
「(えーっと後ろからいくと8で、3で、えーっと4じゃない気がする、なんだっけなんか言ってたよな、2か?2かな?)」
「ウンンン……(だから2・3……あれ最後なんだっけ?えっとえっと……あれ、2・3だっけ3・2だっけ?いや2番目に思い出したのが3だったから2・3まではもう言っちゃおう)」
「2…3……(んーっと最後、んー、6?最後が6?確かに6はどっかにあった気がするけど……1!そうか1か!1だな、1はあった気がするぞたしか!)」
「1!」
大体こんな調子。
答えを言った後、合ってたら心理士が紙に○だけ書いて、間違ってたら間違えて言った数字をメモっておくっぽいけど、半分ぐらいの問題は間違えてたっぽい。
3ケタで苦戦してるのに4ケタなんか出来るはずがなかった。
『2』 「(2)」
『1』 「(2、1)、3!」
『4』 「(3、じゃなくて、2、じゃなくてあれ?)」
『6』 「(6、3?4?3はさっき言ったやつだからえっと)10!」
『5』 「(10、5、)15!(ンンっ?)」
『9』 「(3、9)、12!」
『7』 「(ムムッ、7…と…あれ?あれェ?なんだっけ12でえーっと、7、7、7…)」
『2』 「(早い!7、2)、9!」
地獄。
カオナシみたいになってた。
ひとまずこれで検査は全部終わって、一週間ちょっと後に診断結果が聞けるらしい。
得手不得手が数値化されるのが楽しみなような、怖いような……。