なんの取材だったかは詳しく書けないけど、あとの文でなんとなく想像つく人もいるだろう。
取材の大まかな流れは以下のとおり。
まず企画が送られてくる。それでOKすると制作会社の担当が打ち合わせにくる。
後日、台本が送られてくる。撮影当日の流れがけっこう細かく書いてある。
タレントが何をいって、こっちがどう答えるとか。
実は前にも似たような取材があった。
そのときもだいたい同じ流れだったな。
こっちが実際に思ってることは二の次で、結局のところ取材っていうよりは素材なんだ。
向こうが思う「面白い番組」の素材としてこういうふうにふるまってくれっていうお願いをされる。
その前の準備も結構な労力がかかる。
もちろんこっちはプロじゃないんで、芸もないわけだけど、なぜかボランティア。
それが当たり前なのがまかり通ってる。
テレビに出られてうれしいって人もいるかもしれないけど、みんながみんなそういう訳じゃないんだよ。
まあうちは、家族の中にそういうのが大好きでどうしても出たいって人がいたせいで出るはめになったんだが。
そうじゃなきゃ、こんな話最初に断ってる。
これが放送されたとき、見た人の一部が真に受けてああだこうだ思うんだろうかって考えただけでやりきれない。
タレントさんの反応は大げさだし、仕事でやってるだけだってわかる人も多いだろうけど、素人も結構演技してますから!
全然、本気であんなこと思ってませんから!番組の主旨に従って台本読んだり空気読んだりしてるだけですから!
もし、この手の番組の裏側を知らないで、そのまま受け止めてしまう人がいるならば、その人たちに伝えたい。
テレビに出てる素人さんたちの言葉、それはもしかしたら制作会社に言わされているだけかもしれないってこと。そんなヤラセだらけの茶番を真剣に批評しても無駄なんじゃないのかって。
まあ、それを知ったうえで、ああいう中身のないやりとりを楽しむってのもあるんかな。
よくわからんけど。
ほとんどがフィクションだと思ってみてるけど、 ちょっとは真実もあるよ。 コントロールできないちょっとした表情のゆれとか、 背景に関係のない建物が移りこむとか。 「テレビの...