小学校中学校で、おとなしい奴が突然切れて殴り合いの喧嘩になることってけっこうショッキングな事件で
俺は今まで普通に運動部に入って運動して、普通に塾に通って勉強して
客観的に秀才レベルの学力と運動会でリレーの選手に選ばれる程度の運動能力がある子どもだった、と自分を認識していた。
そんな俺だったが、小学校で一回、中学校で二回、突然ぶちきれて殴り合いの喧嘩をしたことがあった。
突然と形容したが、実際は俺の中ではちゃんと理由があって(小学生時分の方は忘れてしまったが)
一度は親に金を出してもらっていた文房具を、教室でふざけていたDQNが足蹴にした時
一度は授業を延長していたクラスのドアを、DQNがわざと見つかるように開け閉めしてちょっかい出していた時
どっちもDQNが相手だったので、向こうが喧嘩っ早かった事も理由の一端ではないかと思うんだが、それは置いといて
現在の主観で見ると、学生同士の殴り合いの喧嘩なんてのは一大センセーショナルのように思えるのだけど
「それを起こしていた秀才の自分」と、客観的に見た時の「突然ぶちきれて殴り合いの喧嘩をするような奴」の認識の乖離があって
今更少し不安になってきた。