たいていは美人と並んで、見劣りしてしまった女性タレントの画像に使われるネットスラング。
ちょっと検索をかけると、モデル系美人とアイドルのツーショットとか、そういうかんじのものがたくさん出てくる。
でも自分が特に好きなのは、美人(プロでも素人でも)とごく普通の一般人が写っているもの。
公開処刑と言ったって、アイドルはなんだかんだで一定の基準を満たした魅力のある人。
そうじゃなくて、一般人と美人が並んだときに浮かび上がる、残酷なほどの差がたまらない。
だいたい、テレビや雑誌に出てるような女性はみんな美人なんだから、並んだってありがたみがない。差は浮き出ない。
ごく普通の人間の中にあって、輝くような魅力を発揮する瞬間が好き。
素人参加コーナーなんかで素人と美人タレントが並ぶような機会があると、うっとり見つめてしまう。
もう遺伝子から違うとしか思えない小さな顔に、決して外すことなくぴたっとはまったパーツ。くりっと大きい目。通った鼻筋。綺麗で小さな歯は間違いなく収まっていて、首は細く長い。そこにすらっと伸びる手足は周りの人間をちんちくりんに見せる圧倒的な違い。更に顔が小さいがゆえに大きく見える手のひらがたまらない。どうして彼女らは指先の爪ひとつまで華奢にできているんだろう。
これらのすべては、テレビに出るレベルの女性タレントでは当たり前の最低ライン。あとは個性で、差ではない。
テレビのスイッチを入れればあまりに当たり前に見えるこの光景が、ごくありふれたものではなく夢なのだと気づかせてくれるのが、日常にどっしり根をはった一般人の存在。