増加する“クックパッド至上主義”な女性達 あなたはどう思う?
http://dot.asahi.com/life/hobby/2013082100016.html
この記事の矛盾や突っ込みどころは既に関連のブクマやブログでさんざん指摘されているけれど、もしこれが「クックパッド」ではなくて、「ピクシブ」「ニコ動」「ウィキペディア」等々だったら、その論旨はわりあい受け入れられたのではないだろうか?
要は、河原氏が言いたかったのは「他人の、それも素人のアイディアを丸写しにして満足するのではなく、失敗や非難を恐れずに自分独りの力で『作品』を作り上げてみろ、それこそが受け手に対する本当の愛情だ」そして、そういう努力や意識を常に欠かさない女性を肯定したい、ということだろうから。
こう書いてみると、いちクリエイターの述べる意見としては、一見まっとうなものに感じられる。しかし、問題は、既にさんざん逐一突っ込まれているように、こういう論旨を述べるに当たって最もそれに不適当な題材と事例を選んで、不適当な解釈で展開してしまったことだ。
(ちなみに、掲載雑誌の読者層を意識してこういう事例を選んだ、というわけではないと思う。この読者層である大半の中年男性ならば「お前の余計なクリエイティビティなんぞ要らん、まず俺の口に合う物を滞りなく用意してくれ!」という人が殆どだろうから)
加えて、この文章一つから、これまた既に指摘されているように所謂マイナー系文化人がマイナー止まりである所以と、女性に対する抜きがたいバイアスとコンプレックスが端的に表れている。「総じて女性は男性に比べて、創造性や冒険心に欠けている」という考えが根底に感じられるし、そして、そういう男性に限って、真に(自分以上に)クリエイティブな女性は決して伴侶に選ばないのだ。
ウィキペディアの場合は信憑性が怪しい記事も山ほどあるのに丸ごと信じ込むリテラシーの無さを馬鹿にされてるのであって その記事とは意味が違うのでは。つかウィキペディアに創造...