医者といえば高学歴の代名詞なんだけど、医者の中にもカーストみたいなのはあって、でもカーストは並列して2つ存在し、ひとつは学者的な医者のカーストであり、もうひとつは金持ち的な医者のカーストである。
自分は学者的なカーストの中にいるんだと思う。親戚が学者ばっかりで、臨床やってるのが父親と自分ぐらいだ。
臨床やんなさいというのがうちの父親の言い分で、
だから「東大いくな」みたいなことを言う。そういえばあんたの同級生はみんな教授だね。
いやいや、行こうと思ったって理三は無理です。
で、入れそうな国立大を経由して今に至る。
病院はセーフティネットとして機能していて、いろいろな患者さんがいる。
そこは低学歴も高学歴も関係ないのだけれど、とても自分勝手な人々も多く、
でもなぜかトラブルにならない理由がナースじゃないかと思っていたからだ。
実際、自分がいまお世話になっているナースというか、自分のもとで働いているナースの一人は元ヤンキーで、
地元ヤンキーはほぼ全員知り合いだから、全然こわくないどころか、自分も「うちら」の一員にしてくれているようで、
でも最近ナースって仕事はやたらと高学歴化してしまって、なかなか元ヤンの人と出会えなくなってしまった。
アメリカに留学中、ナースってやたらと高学歴だったんだけれど、黒人ナースがちょうど溝を埋める役割と果たしてくれていた、
と思う。
病院でトラブルを目にすることが多くなった。もちろん怒鳴り散らすのが低学歴というわけでは全然ないのだけれど、
彼らは一種の疎外感を感じているから騒ぐわけで、そこを埋めてくれる病院職員が以前に比較して少なくなったなあというのは正直な感想。
溝を越えて来た人が少なくなってしまった、という事かもしれない。
貴族階級羨ましすぎて吐血しそう 親がパチンコ屋の俺みたいなゴミのことなんて想像すらできないんだろうなあ