DiGiketの作品に用いられている、『DiGiketID形式の作品』というDRM付き電子書籍。
昨晩初めて購入して、そのクソさに驚いた。
電子書籍に手を出したことは一度もないので、昨今のDRM付き電子書籍が、こんな惨状になっているとは思わなかった。
CypherGuard for PDFをインストールして気付いたのだが、Windowsサービスに常駐しやがる。
の3つ。
お前は音楽CDにおけるCCCDか。ネトゲのnProtectか。
一瞬、2000年代中盤に戻ったのかと思ったよ。
電子書籍にDRMを付けるためにPC環境を汚染するという発想、完全に失敗したプロテクトであるCCCD/nProtectから何も進歩していないというアホらしさ。
常駐プログラムとして機能するので、セキュリティソフトとブッキングし、閲覧の度に「ウイルス自動検知を無効にしていただく必要」とのこと。
利便性低すぎだろ。
CypherGuard for PDFはAdobeReaderと連携して動作するので、閲覧はAdobeReaderに限られる模様。
なので、AdobeReader特有の画像拡縮の汚さに苛まれる。
具体的には、コマや文字が歪む。漫画形式の作品を読むには致命的なんですが…
CypherGuardからAdobeReaderを子プロセスとして呼び出すという流れでDRMを機能させているので、元から重いAdobeReaderが更に重い。
おまけにAdobeReaderの機能をフックして複製防止を実現しているので、何かする度に警告が表示されて邪魔。
「CypherGuard ブルースクリーン」でググると相当頻発している模様。2011年とかじゃない、今年に入ってからのブルスク報告も普通に出てくるぞ。
ゴミにも程がある。
購入した電子書籍だが、当然DRM付きなので専用ソフトをアンインストールしたら読めない。
でもインストールしておいたらブルスク誘発機、そこまで行かなくともWindows環境を常駐サービスで汚染しているんですが、それは。
CypherGuardで検索すると、大量にステマブログが引っ掛かる「コミスケ」とかいうCypherGuard対応のプロテクト解除キャプチャソフト。
8000前後で販売している模様。
このような碌でもない経済圏まで見る羽目になって気分が悪い。
低画質、画像の歪み、低利便性、Windows環境の汚染、AdobeReader特有のページ送りの重さ。
最低限の閲覧性を保ってない。ファイルを開き、ページ送りをするだけでストレスフルな閲覧環境の酷さ。
私はなんでこんな辛い思いをして、作品を読まなければならないんだ…
ただ、好きな作家さんの同人誌を読んで楽しみたかっただけなのに。
辛い
正規購入したDRMつき商品より、不正ダウンロードしたブツのほうが利便性高いから笑えるよな。 10年以上前から言われてるのに一向に変わらんね。