いろいろと就職活動した結果、第二希望の飲食系に就職が決まった。
次の4月から3ヶ月間の試用期間を経て、いきなり店長代理からスタートだ。
部活の副部長にもなったこともないのに店長代理。オレも出世したもんだ。
学生時代に「はい、よろこんで」と作り笑顔でいうバイトはやっていたんで、人前に出ることは不安がない。
飲食業なのだから、「味」とか「おいしさ」の追求とかさ、料理人の腕的なものが社員共通のプロトコルなのか、社長への忠誠心がプロトコルなのかそこだけが心配で仕方ない。
バイトをしていた店では、お店に指導にくる本部のスーパーバイザーと店長や板前さんの間では、料理人の腕的なものや接客のプロ意識的なものが共通のプロトコルであり、価値判断の基準だった。
他のライバル店と比べてどうなのか、業界内での立ち位置はどうなのかとか、その基準が経営者までの意思の疎通に使われていた。
ところが、おいらが内定をもらったところは、どうやらあまり業界内での立ち位置や料理を作る技量的なものには興味がないようだ。といまさらながらに気がついた。
そんなことよりも、社長が言ったことに対して、どれだけ素直に洗脳されるか的なスタンスが取れるかが会社内でのポジションに影響が出るらしいことが先輩社員たちとの事前の研修会でわかったことだった。
この点でとても悩んでいる。
大変、申し訳ないが内定を返上して、もう一度やり直したほうがいいのか。
人生の重大な分かれ道にいる気がしてならない。
店長候補と聞くだけで嫌な感じしかないのですが。 とりあえず、自分を追い詰めず、いつでも逃げれる準備だけはして、 会社から、何言われようと、やばくなったらにげろって事です...
殆どがバイトで構成されてる職種は正社員という時点で店長候補なのは当たり前じゃん。