2013-06-10

自分いじめられていたとき教室に、教育実習生として帰ってきた話。

中学3年間、いじめぬかれてきた。

それ以来、うまく人と付き合えない。

だけど、大学4年生にもなって、

今は数少なくても大事友達がいて、夢があって、

挫折経験してきたけど、それなりに充実した毎日を送ってる。

本当は特別支援学校先生になりたかった。

だけど教育学部に落ちて、今の大学入学した。

それでも教員免許を取れば道が開けると思って、教職課程をとった。

大学3年の時に、専攻していた心理学面白くて、進学しようと決めた。

でも、ここまでやったか教員免許は絶対に取って、卒業しようと決めた。

何を思ったのか、中学一種免許希望を出していた。

から、実習は中学校に、しか出身校に行くことになってしまった。

また、あの校舎に入らなければいけないことが、怖かった。

でも手続きは気持ちとは裏腹にどんどん進んで、

配属される学級が決まった。

その学級の教室は、私が一番酷い目に遭ったとき教室だった。


何度も吐いて、辛かった時のことが何度も夢に出てきて、

実習一週間前にすでに死にそうな顔をしていた(って友達に言われた)。

でも、行かなきゃいけないと思った。


当日、指導教諭に連れられて教室に入る。

なにも変わってなかった。

間取りも、床の傷も、窓から風景も。

私の持ち物が毎日捨てられていたゴミ箱の位置さえも。

でも、私だけが違った。

私は制服じゃなくて、真新しいスーツを着て、

教壇に立っていた。

あの頃よりも、少しだけ強くなって、

まっすぐ立てていたと思いたい。


その教室で実習生という立場で過ごしているうちに、

少しずつ、あのときのことが

ようやく過去として、あるべき場所に吸収されていくような、

そんな感覚がした。

過ぎたことだと忘れたつもりだったけど、

忘れられなくて苦しくて、

目を逸らすことしかできなかったできごとが、

やっと、過去になりつつある。

こんな自分が、どうして、

中学教育実習をすることになったんだろう。

自分がどうしてこんな選択をしたのか、今でもよくわからない。

だけど、そうしなきゃいけないんだって、きっと、

どこかでわかっていたのだろう。

あと2週間で実習が終わる。

その時私は、どんな顔をしているだろう。

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  • 中学校ってくさいよね。

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