2013-05-28

少子化世論調査で見えてくる「4(5)グループ

http://anond.hatelabo.jp/20130524183236

赤川学子供が減って何が悪いか!」を読破しましたが、この中で

少子化理由アンケートを行うと、選択肢チョイスの傾向から、回答層は4つのグループに大別される」と

赤川氏は書いています

A.「少子化の理由は、未婚化・非婚化にある」と思っている人のグループ

B.「少子化の理由は、子供嫌いの増加・夫婦自分時間を重視しているから」と思っている人のグループ

C.「少子化の理由は、経済負担保育園不足にある」と思っている人のグループ

D.「少子化の理由は、精神負担や『子育てに自信が持てない』から」と思っている人のグループ

で、A.B.C.D.のグループは、なかなか重ならないんだとか。

政策的に一番大きく取り上げられるのは「C.」の意見ですが、

実はこの意見の持ち主は「実際に子供を生んだことがある層」であることが多いため、

経済的理由や保育園整備をしても、追加出産効果は多少期待できるが、未婚者の結婚誘発・DINKSの出産誘発効果は薄い」と

赤川氏は結論付けています

(恐らく、A.グループは、自らが未婚の人、B.グループは、自らがDINKSな人が多いと思われます

実際の少子化要因は、A.B.C.D.に加え、

「E.肉体的原因」(不妊産後鬱、育児ストレス)が加わるんでしょうが

いずれにしても、A.B.C.D.E.、どれも独立に対策をうたなきゃならないのは、チト辛い。

先般の「社会実験」というのは、「C.」を念頭に置いていますが、

B.の啓蒙とD.の啓蒙は、全く真逆だったりする。

B.の啓蒙は「子供可愛いよ」というメッセージになるんでしょうが

D.の啓蒙は「ちゃらんぽらん育児でも大丈夫」とメッセージしなきゃならない。

で、B.の人がD.の啓蒙を目にしたり、或いは逆だったりすると、結構めんどくさい・・・

記事への反応 -
  • 少子化対策が迷走しているのは、 「どの政策が、一番費用対効果が高い」のか、専門家の間でも意見が分かれているのが、 最大の理由じゃないか、と思う。 「保育所の整備がもっとも...

    • http://anond.hatelabo.jp/20130524183236 赤川学「子供が減って何が悪いか!」を読破しましたが、この中で 「少子化理由アンケートを行うと、選択肢チョイスの傾向から、回答層は4つのグルー...

      • 私の場合は経済的負担と精神的負担、CとDの複合だなぁ…。 夫の収入が心もとないから共働きは必須だけど、それに子育ても加わる。身体が持つかどうか。 そして子供が問題を起こし...

      • 「子どもを作らないのは豊かになったから。途上国や戦後の貧しい時代はたくさん子ども産んでただろ」派と 「子どもを作らないのは余裕がないから。結婚、出産しようにも先立つもの...

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