2013-05-24

どの政策が「もっと少子化対策効果的」か、比較社会実験すべし

少子化対策が迷走しているのは、

「どの政策が、一番費用効果が高い」のか、専門家の間でも意見が分かれているのが、

最大の理由じゃないか、と思う。

保育所の整備がもっと有効」という専門家もいれば、

「直接給付もっと有効」という専門家もいれば、「啓発がもっと有効」という専門家もいる。

互いに「自説がもっと有効で、他説は有効じゃない」と足を引っ張り合ってる状態。

この不毛な状態から抜け出すために、3~5年掛けて、そしてある程度の予算を取って、

「どの政策が、出生率の上昇に効果を表したか、大規模な社会実験」を行ってみてはどうか?

例えば、

偶数月産まれの女性には、●●という出産支援を実施して」

奇数月産まれの女性には、▲▲という出産支援を実施する」という風に、

産まれ月で以って出産支援を変えてしまい、3~5年実施してみて、

どちらの政策が出生率向上に繋がったか「計測」してみて、効果大きい方の政策を5年後から採用する。

或いは、社会環境経済水準、そして出生率が似ている2つの自治体ピックアップし、

それぞれに別の政策を実施する。

例えば「武蔵野市では直接手当給付」を実施し、「三鷹市では保育所整備」を実施する。

それで数年経過後に、武蔵野市三鷹市出生率、どっちが上昇したか?を計測して、

どちらの政策が有効だったかを判定する。

こういう社会実験は、「市民実験台にするな!」的批判を浴びかねないので、

なかなか実験するのにはハードルが高いのだが、

少子化対策を10数年実施して、いまだ有効解が何なのか、手探りの状態」という現状を

打破しないと、少子化の解消は程遠いと思う。

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