センター試験2日目はどうだっただろう?うまく行った人、行かなかった人が居ると思う。センター試験によって行く大学も変わってくるのだから必死になるのは分かる。でも大学を選ぶその前に、大学とはどういう所かを知り、どうして行くのかということを明確にして欲しいと思う。それを明確にして大学にいくのといかないのとでは大きな違いだと考えるからだ。
大学卒業を間近に控えた大学4年生が、自分が高校生だったときに知りたかったことを書いてみた。
大学と高校の違いを一言で表すのであれば、それは「自由度の違い」と言える。授業に出るも出ないも自由だ。「なにもしない」という選択をすることも自由だ。大学4年間を何もしないで過ごした人間は世の中にごまんと居る。そしてそれを悔いている人も。大学でなにをしたいのか?ということを少しでいいから考えて欲しい。実は大学の授業の多くは15回しかない。1回は大体90分。つまり22.5時間しかない。これは高校生からすると短いと感じるだろう。大学の授業は「自分が何を知らないのかを知る場」だ。それを経て自分が何を得ればいいのかをちゃんと考えて勉強して欲しい。
特に進学校と呼ばれる高校では、大学で何が出来るのかを教えてくれない所もある。学校にとっては君たちが大学で何を勉強するかは関係ないからだ。そういう高校では往々にして、旧帝大や国公立医学部を目指すことが美徳だと言う雰囲気がある。勉強に忙しいと思うが、勉強に飽きたら少し立ち止まって自分の進む先について調べよう。人に任せるな。そういう人たちのせいにもするな。君の人生は君のものだ。
最後に、もうすぐ大学生になる君たちは、大学生になるより早く「高校生」を終える。悔いはないだろうか?制服デート、高校の先生や同級生への告白、友達との何気ない会話。高校でしか出来ないことがある。それらをどん欲にこなそう。このメッセージは4年後にもあてはまる。私も大学生であるうちにやり忘れたことをどん欲にこなそう。