2012-04-13

目に注射した話

先週あたりから突然目に痛みを感じるようになって、眼科に行ってみたら『強膜炎』と診断された。

それでいくつか目薬を出されて、まめにさしていたんだけど、今日病院行ったら「結構重傷ですねー」とか言われて、大学病院に行くことに。(『ぶどう膜炎』にレベルアップしたらしい)

それだけでも結構修羅場なんだけど、大学病院で何人かの先生に診断を受けたところ、もう点眼薬が効かない状態まで目の炎症が進んでいるとのこと。

先生「ここまで炎症がひどいと、目に注射しないとだめですね。注射すればよくなりますから

心の修羅場の風速が一気に嵐に変わった。血の気が引いた。

目に注射?!まじ?!まじで?!

俺「あ、あの痛くないですかね…」

先生麻酔効かせますから

そうだ、麻酔が効いてるんだから大丈夫だ!と自分に言い聞かせるも、心拍数は上がるばかり。

目に注射…目に注射…目に注射…目に注射

準備が整うまでの待ち時間はほんとに地獄だった。

そらから別室に呼ばれて、ベットに寝かされた。看護婦っぽい人に「どっちの目ですか?」と聞かれたので「症状があるのは右目ですけど…」と自信なさげに答えたが、看護婦さんは先生に確認する様子はなし。確認してくれー!と心の中で悲鳴を上げてたら、先生がきた。注射を打つの先生らしい。

先生機械で目を開けますからね」

といわれて、強制的にまぶたを開いておく器具をつけられる。恐ろしいことに注射針が見える程度には視力が残っていた。

淡々注射器の準備を進めるスタッフの人たち。

(絶対瞳が動く!)(というか、針を直視したら絶対に逃げる!)と恐怖心がピークに達して頃にその時はきた。

先生「上向いててください。目薬さしますね」と目薬を2~3滴。

先生「ずっと下を向いててくださいね

緊張でガッチガチになりながら必死で下を向いていると、目に何かが刺さるのがわかった。麻酔が効いているのかあんまり痛みはない。下を向いているせいで、視界に注射器が映ることはなかった。

「下向いててくださいな-」と言われながら、たぶん1分ほどで注射は終わった。

その後、ガーゼを渡されて目を押さえながらしばらく寝た後、再度問診・採血をやってその日の治療は終了。

ガーゼが取ってみたら血の涙…をイメージしていたけど、うっすらピンクになってるぐらいで出血の形跡はほとんどなかった。

だた赤いゼリー状の物体がガーゼについてて、注射したところの目の組織に思えて怖かった…

いまのところ注射が効いたのか、痛みはだいたい収まったように思う。

右目の視界は白濁してて失明するかもしれないという不安はあるけれど、目の注射の恐怖を乗り越えられた安心感でなんとかなる気もしてる(何の根拠もないけど)

まあ、とにかく人生で10本の指にははい修羅場だった。

死ぬかと思った

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