2012-03-15

ガチャランダムだなんて誰が言ったんだ?

世間ではソーシャルゲームへの風当たりが厳しい。

曰く、ランダム課金ガチャは射幸性を甚だ煽り金をむしり取っていると。

しかちょっと待ってほしい。

例えばドラクエ5モンスター使いになった後はじめてのスライムは必ずおきあがり なかまになりたそうに こっちを見るが、あなたはこれをランダムだと思っているだろうか?

11ガチャというシステムがある。課金ガチャは通常は1回300円だが、11ガチャは3,000円で11回、ガチャを行えるというものだ。

さて、初めて11ガチャに3,000円の大枚を叩きながら、当たりカードスーパーレア)が出なかったら、彼はもう一度11ガチャをする気になるだろうか。

そういうわけで、彼を教育するために、初回の11ガチャにはスラリンが必要なのだ

別の例を見よう。

あるイベントで6回目の11ガチャ(18,000円)を回して10分以内に7回目の11ガチャ(21,000円)の課金をした人が、はたして8回目の11ガチャ(24,000円)を躊躇うだろうか。

もし7回目にイベントカードコンプさせてしまえば、彼が支払ったであろう8回目の11ガチャは行われなくなる。

から7回目にピエールを出してはいけないのだ。

上の例は頭で想像できるものだ。つまり、2万円を越えて支払った人の「予算」は24,000円よりは高いと予測できる。

しかしこうした心理の壁は人それぞれに幾つもあるはずで、これを個人の頭でいちいち考えるのは無理がある。

からユーザー自身に教えてもらう。行動分析の出番だ。

予算が3万円の人には3万円を、10万円の人には10万円を払って貰って、かつ十分な満足感を与える。それにはデータの積み重ねと素早い分析対応が必要だ。

もっともこうしたデータは常にアップデートする必要があり、だから同じ傾向の人に同じ結果を与えていてはデータが不足する。

から与える成果に多様性が必要だ。

からそう、ガチャランダムなんじゃないかな。

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