人の心や考えは複雑怪奇で理解不能、形を捉えること自体が無意味のような気もしますし、
どこかの誰かが同じようなことを何度も書いてるかも知れませんが、自分が経験したことを
私と彼女。その間にあった出来事と、それを通して私が気付いたこと。
付き合い自体は、どこにでもあるような普通の付き合い。
ただ、ことあるごとに文句を言われるのが気になってた。
不思議なのが、その文句の内容が私は身に覚えのない、むしろ彼女のほうが当てはまるような内容ばかりで、
メールやチャットのログを読み返しても、記憶をたどっても9割がたそのようなもの。
何度となく「それは君の方じゃない?」とツッコミを入れようとしたが、喧嘩になるので辞めておいた。
で、先日別れ話になったので、最後にと、「いつ、どこで、どのようなふうに私がそうしたのか?」と詳しく問い詰めてみた。
大人げないのは承知の上で。それで返ってきた答えは
そう思ってると思ってた
だった。彼女の思い込みで文句を言われ続けてたと言うことになる。
ここで謎が解けたような気がした。
他人が「こう思ってるに違いない」と思うことは誰しもある。
3ヶ月くらい一緒にいればその人の行動パターンや思考パターンはなんとなくわかってくる。
しかし対象となる人の言動と乖離した思い込みをどうしてしてしまうのか。
「思い込む」という動作は自分が行うことであり、その中の「他人の考え」は自分の思考パターンから発生すると思う。
「私ならこう思う」となるところが「あの人はこう思ってるに違いない」とすり替わるのではないか、と。
そしてその思い込みに対して文句を言う。
これはすなわち、他人を通して見えた自分の思考や行動に対して文句を言っていることになるのではないか。
他人の存在を除けば、そこには自分に対する嫌悪感が見えてくる。
私のケースでは理由があり、上述したように考えると納得しやすくなる。
彼女の父親は、いわば気分屋で、子供の頃から苦労してきたという話を聞いてきた。
ただ、その父親の性格の悪いところの話を聞くと、彼女自身も当てはまるように思えることが多々あった。
「親子は嫌でも似る」ということなのか、嫌いな父親に自然と似てきてしまった自分に対して
おそらく彼女も心か頭のどこかでそれに気付いているんだと思う。
気付いても気付きたくない、その心のもやもやがさらなる不満へつながったのかも知れない。
もしあなたが根拠もなく「あいつはこう思ってるに違いない」と思って誰かを嫌いになってるなら
もし少しでも身に覚えがあるなら、他人ではなく、自分自身の言動を観察してみて欲しい。
どこかにそんなセリフもありましたが、そうはなって欲しくない。
自分自身を嫌っている人が自分を好きなるのは、私では到底想像もつかないほど困難だろうとは思う。
でも私は、誰しもが自分自身を好きでいて欲しいと思う。そのほうが、幸せだろうから。
いろいろ書きましたが、私自身、人様のこと言えるタチじゃないですし、
このエントリーもまた私の"思い込み"でしかないかも知れません。
ま、増田ということで。
他人は自分を映す鏡と申しますからね、そうかもしれません
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