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2021-08-11

情熱のちょうどいい殺され方

ビールが好きで社会人になってから大分のみ歩いた。休日はブルワリーを巡り、クラフトビールを飲み歩いた。同期、先輩、後輩及び友人とそしてマッチングアプリで引っ掛かってくれた女性と連れたってビアバーに行き、布教しまくった。女性と後輩なら必ず奢った。チェコドイツに行き本場を味わい、通販で様々な銘柄を買って、記憶の相違を確かめた。変わったところでは米軍基地なんかで飲んだ。オクフェス殺人的な値段付けを憎んだが、良心的なビアフェスボランティアだのみなのも怒っていた。全国転勤を利用して海外ビールの飲みやす名古屋へ越した。休日の過ごし方はとりあえず飲みが中心だった。

最近ラーメン再遊記』という漫画を読んでいて主人公のいう「昨今はクラフトビールブームと言われ多種多様ハイレベルビールを楽しめる状況になってきているが、シェア的には大手メーカー遠く及ばない。その理由は様々に考えられるが…昔ながらの風呂上がりの生』を凌ぐビール体験を生み出しえていないということは大きいかもしれん」というセリフノックアウトされてしまった。思えば、銭湯サウナに入ったり、ランニングしてシャワーの後で飲むのは大好き。ヨーロッパに至っては時差の関係もあり、ギンギンに目のさえた朝走りまくって昼からの飲みに備えていた。風光明媚市街地マイン川ほとり、すべてはビールへの助走である

薄々気づいてはいた。ドイツだって汚いグラスに洗浄の行き届かないタップから注がれた温度管理されてない樽のビールカラオケ屋の金麦よりまずかった。サーブされる環境と受け取り手の体調にめちゃくちゃ左右される。それははっきりと銘柄ビールの種類を選ぶ楽しみのすぐ隣で生中に1000円払ってなお、あんまりうまくなかったなという感想になることがある。

快楽を形作る要素として一番大きいは受け取り方だ。風呂上がり、ランニングの後、残業その他ストレスのすべて(ストレスはすべてアルコールをうまくする。おれは労働を止められる気がしない)の後で飲むことそれがすべてだ。後はちょうどよく冷やすことだ(ヨーロッパでは常温で飲むとかしたり顔で言う奴を無視しろヨーロッパ寒い土地だ)。色んなビールスタイルチャレンジして尺度がついてしまったのもある。もう好きな味だけ飲めばいいという気もする。

そもそも発泡酒新ジャンルも好きだ。酒税翻弄されてできたレシピであるギネスビールなら、バーリアルだって文化の味わいだ。

うまいビールは本場にはだけではない、ビアホールホームタップだけでもない。どこでもいつでもうまい。すべては心のありようだ。それに気づいた。高いビールに果敢にチャレンジすることは減って行くがビールが嫌いになった訳でもない。ちょうどいい距離を保てそうであるありがとうラーメン再遊記』最高の漫画だぜ。

 
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