2023-06-02

anond:20230602093435

手作り神様というのは面白い言葉だなと思った。

元増田さんはこの歌詞が歌われている曲を知りたいのだろうけれど、それは生憎存じ上げないのだが。

ただ、宗教というものを考えると、開祖がいる宗教は、その開祖が作ったわけで、それは「手作り宗教」と言えるのかも知れない。そう思うと原始宗教のような自然発生的に生まれ信仰以外は全て手作りなのかも知れない。

はたして自分神様を作ってそれを信仰することができるのだろうかということも考えてしまう。

俺は自己評価が低いタイプ人間なので、自分が作ったものには一定の不信感というか、どこか間違っているんじゃないかという疑念を完全に払拭することができない。仕事で客先に製品を納品した後も「何かチェック漏れがあるのではないか」と思っていて、客先から電話があったりするとドキッとしてしまう。しか仕事であればそのくらいの用心深さがある方が良いとも思っている。

から自分神様を作ることができたとしても「この神様どこか間違ってるんじゃないだろうか」と思ってしまうだろうからうまくいかないだろう。信仰は盲信することが必要なのに。

しかし世の中には、自分の考えていることや自分のやっていることは完全に正しいと信じて疑わない人もいる。自己評価の高い人。彼らは、自分の行いや考え方の正しさを信じて疑わない。己を盲信しているとも言える。

そういう人が神様を作れば「これは完璧神様だ」と何の疑いもなく思えるんじゃないだろうか。

しか自分が作ったものというのは自分という創造主よりも下位にいるわけで、そうなると信仰のような気持ちを持てるだろうかという気もする。やはり神様絶対的な上位にいてそれを崇めることで信仰は生まれるだろうからブッダキリストムハンマドも神を作ったわけではなく、神という存在は既にあって、その解釈神様に近付くための教義を作ったといえるのかも知れない。

それでも敢えて神様を作るとすれば、どういうのがいいだろうか。世界中にある宗教の良いところを抽出して採用して、受け入れられない禁忌は除外していく、そういう方法が良さそうだ。

豚肉は好物なので食べてもいいことにしよう。

毎日決まった時間にお祈りをするのは煩雑なのでこれもなし。

日曜日は遊びに行くか休みたいので、教会いかなければならないみたいなのもなしで。

婚前交渉はあってもいいでしょう。ありで。

妊娠中絶もないと困るでしょう。ありで。

まり堕落にしていると軽い天罰みたいなお叱りはあった方が良いかもしれない。

神様には、基本的信者を暖かく見守っていて欲しい。

こんな風に考えていくと、基本的自由でいさせてくれて、堕落しそうな時は叱ってくれる。そしていつも暖かく見守ってくれる。そういう神様が良さそうだと思ったけれど、それってオカンやん。

まり干渉せずにノビノビやらせてくれて、ダラダラしてると叱られる。それでも愛情があってどこかで見守ってくれている。

オカンを欲してるに過ぎないやん。もういるのに。神戸実家にいるのに。聖母か。

記事への反応 -
  • 手作りの神様、みたいな表現が何かの歌の歌詞にあった気がするが思い出せない 今、自分用の神様を作りたい気分

    • 「手作りの神様というのは面白い言葉だなと思った。 元増田さんはこの歌詞が歌われている曲を知りたいのだろうけれど、それは生憎存じ上げないのだが。 ただ、宗教というものを考え...

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