2023-01-22

tin-age

一人当たりGDPで負けた。円安で負けた。円安でなかろうと購買力平価ベースでも負けた。

結果、観光欧米中国はおろか、台湾ベトナムタイ人が大挙してきてレストラン占拠されている。

日本人が高くて買えないもの観光客が買っていく。

かつて買えたものは値上げされ、輸出用に回される。

もう買えるものはない。

もはやマックですら高い。

外食に行けない。

自炊しかない。

タンスの中にあるもの冷蔵庫の中にあるもので生きていくのだ。

なぜか。

賃上げがないからだ。

なぜ賃上げがないのか。

逆説的ではあるが、生産性がないからだ。

より具体的には付加価値がついて、高価格もの販売する力のある企業が少ないからだ。

生産性年金をつぎ込んでダンピング価格でやっているような店が多いからだ。

大企業であれば生産性はある。

しか大企業の寡占力が低すぎて価格が上げられない。

また中小企業にあっては、経営者企業拡大の機運がない。

経営者個人で使える金が年に3,000万円も超えると大概のぜいたくはできる。

それ以上に踏み込もうとすれば、数十億円のクルーザーやら数百億円のジェット候補に挙がる。

ビルゲイツやらベゾスほどの金を使いたいわけではないが、1兆円自由になったところで使い道がない、

ブランド力ではなく、機能において毎年1億円が必須になるようなものがない、

車、飛行機美術品…それってレンタルで済むか、美術館行ったほうがいいのでは?

だったら企業規模を拡大しようなんて思うはずがない。

しろ自分が楽に管理できる範囲でとどめておくべきだ…

自分無能とわかるまでの企業規模に拡大すべきではない。

ここが終着点だ。

そういう風に考えるだろう。

流行った飲食店限界まで行列した結果、価格を上げてふるい落とすように、

生産が間に合わなくなったほどの商品については値上げをしなくてはならない。

供給が間に合わなくなったほどのサービスも値上げをしなくてはならない。

誰しも高級ホテルの高価格には納得をする。

しかしそのサービス価格自分供給してやろうとは思わない。

あるいはリスクを取らない。

上野千鶴子は全員で貧しくなろうといった。しかし、まずしいままだと年金制度破綻し、社会保険料破綻する。

破綻すると一般人医療を受けられなくなって死ぬ

団塊世代が全員死ぬまで我慢なのだろうか。そのころには我々も死期が近い。

これを防ぐ方法ひとつだけある。

賃上げだ。

コストプッシュインフレのどさくさに紛れて賃上げをするしかない。

全体にいきわたるような賃上げ商品価格を上昇させる。

上がった賃金分の可処分所得によってあらゆる商品需要が増すからであり、商品賃上げ分のコスト転嫁するからでもある。

そして上がった賃金を支払えるように経営者努力させよう。

無能と判明するまで努力させるには賃上げしかない。

賃上げをしよう。

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