2022-04-21

とある広告会社にまつわる個人的メモ

正露丸」の名称は独占的に使用できるものではなく、最近話題の「明治薬品」も正露丸販売していたことはあるらしいが、現在同社の製品情報では見当たらない。

正露丸」表示で大幸薬品の敗訴確定 最高裁、上告受理せず

https://www.nikkei.com/article/DGXLASDG1500Q_V11C14A0CR0000/

明治薬品株式会社

https://www.meijiyakuhin.co.jp/

アマゾンには商品ページが残っているが、今は取り扱っていない。ブランドは「明治薬品」だが、問い合わせ先などは「キョクトウ」となっており、実際に製造していたのはこちらの会社か。キョクトウのサイトには正露丸OEMについての記載もある。

Amazon | 【第2類医薬品正露丸 550粒 ×2 | 明治薬品 | ドラッグストア

https://www.amazon.co.jp/dp/B00QJZEJD4

キョクトウ株式会社

https://www.kyokuto21.com/

正露丸メモ個人ブログ

http://asao.cocolog-nifty.com/seirogan/2005/04/post_5dec.html

販売元:明治薬品株式会社 製造元:キョクトウ株式会社

そもそも正露丸会社」で「大幸薬品」ではなく「明治薬品」を思い浮かべる人がどの程度いるのかどうか。ツイッターでは大幸薬品がこんな広告まで出すようになったと誤解している人もいる模様。同社もクレベリンの件があるとはいえ無関係会社広告批判されるのもそれはそれで。

件の「株式会社明治薬品自体富山1946年創業され、昔から存在する会社だが、2021年に「株式会社ファーマフーズの子会社となった。最近になって広告が目立ち始めたのは、以前の「ニューモ」枠か。

このあたりの広告ファーマフーズやニューモ、明治薬品やシボラナイトといった、会社商品への直接のリンクではなく、情報サイトと称する宣伝ページへのリンクとなっていることが多いようで、同じ会社商品広告ドメインの違う複数URL存在するのはそのため。ページの制作運営情報によれば「株式会社ブリーチ」だが、なぜか実際の広告では「情報サイト名」や「株式会社ブリーチ」ではなく「明治薬品」や「ファーマフーズ」と表示されている。

ちなみに「"媒体運営元" "株式会社ブリーチ"」でグーグル検索すると、同じような宣伝ページを量産していることがうかがえる(4月21日現在、120件超)。ワードプレスアイコンくらい変えないのだろうかと思うけど。大抵は美容健康に関する情報サイトと称しており、それぞれ特定会社提携して広告提供を行っていることも明記されてはいるが、広告からリンクされているページと運営情報以外のページがどのようになっているのかは不明

さらに先ほどの検索ワード会社名を加え、例えば「"媒体運営元" "株式会社ブリーチ" "ファーマフーズ"」で検索すると、ファーマフーズ関連の広告で使われている(もしくは使われていた)と思われるページの一覧(の運営情報)が20件近く表示される。例えばヤフー会員がリストを使ってファーマフーズ広告非表示にしたい場合、これら全てを登録する必要があるかもしれない。もっとも、全てのURLを同時期に使用しているか、実際に使われていたかなどは不明話題明治薬品は3件確認したが、これから増えるのかどうか。

最後に、これらの広告を手がけている「株式会社ブリーチ」は「Yahoo!マーケティングソリューション」の「セールスパートナー」に認定されており、ヤフーからは高く評価されている模様。いやー素晴らしい。

セールスパートナー 一覧 - Yahoo!マーケティングソリューション

https://marketing.yahoo.co.jp/partner/sales_partner/partner_list/

セールスパートナーとは、主にYahoo!広告総合的に活用し、優れた実績があるパートナーです」

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