見てみると引き込まれた。
あらすじは人里離れた雪深い山奥に住んでいるイエティ(雪男)達は「ストーン」に書かれた掟や「事実」があり、その教えを守って暮らしていて、その中には「スモールフット(人間)は存在しない」というのも含まれていた。
しかしそこへ飛行機が墜落しスモールフットが出てくるところを、この物語の主人公が目撃してしまう… ところから物語は始まる。
ただのアニメ映画かと思っていたけど扱っているテーマが「無知と啓蒙」「好奇心とその危険性」とかいったテーマを内包していて示唆に富んでいる。
本当に子供向けなのかと疑うほど、全く関係ない海外でこの記事を書いてしまうほど、素晴らしい作品に仕上がっている。
特に、なぜストーンの教えができたのかという観点からも掘り下げた、無知に対する一方的な非難で終わらず、観衆に考える材料を提供するところが非常に良い。
最後が子供向け映画らしくハッピーエンドなのもよい。とにかくよい。すべてがよい。
はっきり言うがこういう評価を私が下したのはあんまり記憶にない。
平均的リテラシーが高いはてなーには見てもらって、色々と考えてもらいたい(皮肉じゃない)。むしろはてなーだからこそこの映画の魅力がわかってくれると、そう思っている。
こういう表現は嫌いなんだけど、「やっぱり見てない人は損している」そう私に思わせてしまう魔力がこの作品にはある。
この映画にあなたが費やす時間とお金以上の価値があることを保証する。