2015-01-25

修士論文に対する一切のやる気が失われた

修士論文に対する一切のやる気が失われた。僕は2年間,ほどんど研究していなかったし,そもそも研究室にも殆ど顔を出していなかったから,もともとやる気なんてなかったに等しいか。本格的に取り組み始めたのだって,先月から。あー,そもそも,今やってるのは研究ではないか。言い換えると,なんでもいいからどうにか卒業してやるんだ!という気力がほとんどなくなってしまったのだと思う。

現時点では,卒業できるか半々レベル。周りは普通に卒業できるよと言っているが,多分先生方はどの程度努力してきたか,見抜くことができると思う。ここからは本人の意識努力と誠意次第。ただ卒業したいだけなら,研究(笑)に対する指摘も頂いたし,あと1週間でどうにかすることはできると思う。でもそのどうにかなるっていうのは,教授たちの「俺の指摘が多少は反映されてるようだし,まぁ納得はいかないけど卒業させてやる」っていうお情けでしかない訳で。修士論文で良く言われる,努力賞の対象にすら入らないと思う。決め付けですが。やったの2ヶ月だし。こんなもの卒業させてやると言われても嬉しくないし,万一そんなことがあったら拒否したい気分。

卒業できればどんな恥をかいたって関係ないって昨日までは思ってたけど,色々あって急にプライド邪魔をするようになった。その色々っては,担当外の先生から初めてもらった研究(笑)に対するコメントなんだけど,ここにきて気づかされてしまった。具体的にいうと,「これ研究なんですか」とか「研究のけの字も理解してない」「存在自体が怪しい」といったもの。まず,「研究なめんじゃねぇ」というお怒りのコメントで,僕の「卒業できさえすればなんでも良い」というスタンスが大変失礼であったことを自覚し,「そもそもホントに取り組んだの?」というコメントで,2ヶ月とはい時間を掛けてきたことを否定された気がして,この程度取り組みなんて努力でも何でも無いことに気づいた。いままでもそんなコメントを頂いたような気がするけど,まだまだ先のことだと思って紳士にうけとめなかったのでしょう。普通ならここから卒業するために,なにくそと頑張りをみせるところだけど,やる気がでない。頑張ったところでゴミゴミしかならない。研究でもなんでもない適当にまとめあげた文章を,研究と言い張って出したくない。

僕は同研究室の先輩が書いた,研究のけの字も感じられない論文を読みながら,卒業できるであろう水準(ボーダー)を見定めながら取り組んできたけども,そういうものの考え方が害悪なんだよな。やっぱり「研究」しなきゃだめ。僕が取り組んでいた研究(笑)はこの研究室名前と一緒に外に出すべきではない論文だとはっきりと感じた。失礼にもほどがある。

そんなことがあって,逃げています。逃げを取りたいです。卒業の可能性を高める選択を取れません。周りの人は100%僕のこの考えと行動をバカというでしょう。もっともです。

人生は一度きりなんだから,どっちつかずの状況から抜け出して,はやく次にいかないと。幸いなことに,現時点ではこのことが鬱を呼ぶような深い悩みの種となっているようなことはありません。(後々酷く後悔して悩んでしまうかもしれませんが)ただし,指導してくださった先生や,短い間とはいえ励まし合って進んできた同期,親には多少の罪悪感を感じます。あと,修士卒ということを期待して取ってくれた就職予定の会社にも。頭はもう春休みや,就職後のことで一杯です。(ありがといことに,取ってくれるとの話をきいています)僕は今まで同様,やりたいことに多くの時間を費やすために,春休みを過ごします。

けじめとして,最終審査会にはちゃんと臨みますほとんど研究室にいってなかったのに,論文提出直前のアポにも親身になって対応してくれた先生には本当に申し訳ないと思っています。言いたいことが書けたので,この話はやめで。





長々とかいておいてアレですけど。冷静に分析してみると,いざ卒業できないかもしれないという可能性を目の当たりにして,失敗しても大きなショックを受けないような予防線を張りたかっただけなのかも。卒業に拘らないと言いつつも,肩書きは欲しいし,大なり小なりショックは受けるでしょう。あと3日もすれば,絶対に何が何でも卒業したいなんて言い出すかもね。ここまできてしまったら,図々しく行くのが一番クレバー。固い頭と真面目は損をする。

  • 図々しさも一つのスキル。がんばれ

  • いっちゃあなんだけど、二年もそんな状態だった増田を残しておくほうが先生たちも嫌なんだと思う 研究しないなら大学から出て行って欲しいからこそ、卒業させようと (はっきり言え...

  • プライドが邪魔をしたときは鏡の前でアへ顔ダブルピースしてみるといいよ。大抵の事は解決できる

  • その手の話のときには「発声練習」blogを読もう。 https://next49.hatenadiary.jp/entry/20081019/p2 これ以外にも参考になる記事は多い。 君は悪くない。はっきり言ってよくあるパターンだ。 サバイ...

  • 修論その後どうなった?

  • 就職先が決まってて出なきゃいけないんでなきゃ3年目はありだと思う

  • ここまで何もやらない時点で真面目でもなんでもないやん・・・

  • 大学教員側の人間です。マジレスすると、ちゃんと提出して発表していて、形式要件が揃っている場合、落とすのも結構教員側にもリスクあるんですよ。 まず、成績は1人の教員の単独...

    • 大学教員のくせに増田なんか見てんな 知能が下がるぞ

    • こういう話聞くけど 母校では修論提出までして落ちたやつが数人いたよ… 以前はそうなる前に指導教員からの圧で提出すら許可されなかったみたいだけど、最近は提出拒否はハラスメン...

    • 修論、パッと見で体裁が整ってさえいれば中身はまぁ関係ないですよね というかそもそもちょっと別分野になると教員も先行研究とかよく知らないし判断がつかない 博論審査ならちゃん...

    • 自分も修論発表の大詰めのときに、先行研究調査の詰めが甘くて先行者とかなり内容が被っていたことが発覚して絶望してたのに通過してしまって「あれ?」って思ったことがあった も...

    • 学部生なら研究の練習でも済むけれど、修論で研究の練習レベルだと厳しいのでは。

    • 研究室で修論通せなかった人いるけど、「いつものあの調子で、あの内容なら仕方ない」みたいな感じだった。 教官の方も再提出などのテクニックを使ってなんとか形をつけて修了させ...

    • anond:20230110094530 修論の話を見るたびに思い出す。 修士を25で中退した。一度留年させてもらって、それでも論文が手に付かず結局中退した。 今でもどうすればよかったのか、多いと...

      • 諦めるっていうのは、他の何かを得るためにするもんなんだよ。 「他の何か」ってのは典型的には安定した生活とか家庭とか子供とか「普通の人生」とかだな。 それら(あるいはそれら...

        • まあ三十路の今からでもどこかの修士に再入学するという手もあるしな。 たしかに安定した生活を得るために諦めてるというのはある。 ただ、もう一度修士になったところで次は成功で...

    • 元増田とは別ですが追加すると、修論発表会に出られた時点で落ちることはほぼないです。どれだけ質問に答えられなくても、とんちんかんなことを言っていても、それが理由で落ちる...

  • やる気になるまでやりたいことやるのが正解なんだけどね 何年も留年して、本を読んだり海外旅行したり学生運動やったりしてから学者になる人は山ほどいる(n=1、サンプルは京大) も...

    • でも京大卒(博士満期退学)の非常勤の先生がお前が博士号取るのが遅れているのが研究室にとって迷惑だと怒られたって話をしてて恐怖を感じたよ・・

    • 何年も留年して、本を読んだり海外旅行したり学生運動やったりしてから学者になる人は山ほどいる(n=1、サンプルは京大) 実家がご立派だったんでしょうなあ

    • 自分も京大の知り合いから聞いたけど、なんだかんだで留年繰り返しても人生経験ってことで就職はどうにかなってるらしいね。 大学生は目先の不安にとらわれず、生きてるだけで丸儲...

    • やる気になるまでやりたいことやるのが正解なんだけどね 何年も留年して、本を読んだり海外旅行したり学生運動やったりしてから学者になる人は山ほどいる(n=1、サンプルは京大) ...

      • 実家激太大富豪でなくてもなんとかなるよ ・旧帝に通える場所にある実家 ・奨学金借りずに学費を全額払ってくれる太さ ・30近くまで自由にさせてくれる寛大さ この程度の条件がそろ...

        • 分かってて言ってるんだろうけど ・奨学金借りずに学費を全額払ってくれる太さ ・30近くまで自由にさせてくれる寛大さ これを実家激太と言います。

  • 同じようにやる気を失い、留年した経験があります。 私の場合、なんというか私自身の無駄な男らしさで「けじめをつける」的な感じで卒業を見送って留年しました。やる気だとか根気...

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