はてなキーワード: 歴史改変SFとは
あれでよかったんでしょうか?
ボクは企画のメインターゲットではない、ゲーム版にちょっと触れていただけの中年男性なのですが。
『刀剣乱舞』というコンテンツは、ゲームのキャラクターと歴史上の人物を直接絡ませないことによって、史実を題材にすることの難しさを巧みに回避する作りになっていたと思うわけです。この作品のジャンルは「時代伝奇」でもなければ「歴史改変SF」でもないんですよ、あくまで日本刀を擬人化して楽しく遊びたいだけで、歴史要素はキャラクターを立てるための味付け要素のひとつに過ぎないんですよ、と。
でも『活撃 刀剣乱舞』では、土方歳三と彼の持っていた刀たちが直接出会って、会話もしてしまう。そのうちのひとりは、新撰組に入隊までしてしまう。
こういう展開をやるのに、審神者をはじめとする歴史改変に介入している人々がどういう存在であって、刀剣男子というのは一体何で、彼らがいる世界は史実とどのようなつながりがあって……という設定が作品の中で説明されないのは、どうにも座りが悪い。
絵はキレイだった。アクションも見応えがあった。しかし少しでも作品の中で起こっている現象に説得力のある理由を探そうとすると、ひたすらモヤモヤしてしまうアニメだったのだけれど、そういうところは気にしたら負けということなのだろうか。それとも、ファンのあいだではしっかりとした裏設定が把握されていて、あの世界観に納得しているのだろうか。