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2021-12-11

日本酒に合わない和食江戸東京発祥

正確には江戸時代以降の東京で発展したものって感じだけど。

その最たるもの

こいつらで飲もうとするとどう考えてもビールワイン、あるいは焼酎とかハイボール系になってしまう。

そして、そのどれもこれもが濃口醤油および鰹だしと、不可分の関係にあるという。

これ、突き詰めていくと吉原の隆盛や春画流行などと同様に、江戸男余りの町だったことが一番の原因な気がする。

ブルーカラー男性労働者としては、仕事明けの空きっ腹で日本酒(特に清酒ができる以前の濁り酒)なんて甘ったるいモノは飲みたくない。

それよりも腹いっぱいメシが食いたい。

メシに合わせるなら脂っこく、甘じょっぱいおかずに限る。

みたいな需要があったから、江戸近郊の野田発明された、コクがありコスパに優れる濃口醤油が持て囃されたのだろう。

しか関東関西ほど水が軟らかくないので昆布だしを取りにくく、旨味は鰹くらいしか選択肢がなかったところに、カビ付けにより完成の域に達した土佐節が入ってきて、これまた大ウケ。

そんな背景からまれたのが上掲の料理で、明治になって首都が東遷したことにより全国に広まったと。

というか、薄口醤油昆布だしだった関西にまで濃口醤油進出シェアを伸ばしたのが結構驚きだったり。

特に薄口醤油については、折角江戸時代姫路近郊の龍野発明され京都で花開いた味なのに、もったいないなーと感じる。

濃い味を好む層はどこにでもいるということだろうか。

 
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