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2024-06-04

スライドの憂鬱

UNIQLOサイトアプリ視覚障害者には致命的に使いづらく、なんなら健常者も使いづらい」の件は、前から気になっていた。

このUI、誰にとって使い易いんだろう?という点で。

 

この縦スクロール型のUIアパレル系だとたぶん先行事例としてZaraとかのUIがあって、さらに元を辿るとニュース系やSNSアプリUIが元になっているんだろう。

発想としては、パーソナライズされた情報スクロールで表示されていくので、ユーザーは何も考えずに情報スライドさせていって、気になるものがあればタップする、だから個々人にあった情報に辿りつきやすく、特定目的かまたなくてもそれ相応の情報に辿り着くため離脱しづらいとか、そんな感じか。

 

ファーストリテーリングアプリで、手元の端末に入っているUNIQLOGU、PLSTなんかは同じテンプレートを使っているのか、同じように縦スクロール動画バナーが全面展開されるUI採用されている。

問題はこのアプリを使う目的で、常に自分向けの最新情報キャンペーン情報何となく求めているヘビーユーザーのような人には問題ないのではないか

常に最も新しい情報が、最も力強く画面全体に展開されるので、見逃しはないし印象も強い。何を訴求しているか一目瞭然だ。テキストではなく画像視覚に訴えかける。

しかし、たまに思い立って「夏物のパンツを買いたいな」「黒いTシャツを買い替えるか」と思った人には、TOP情報は役に立たず、伝統的な検索からドリルダウンするような方法になる。明確な目的を持っているユーザーとしては、画面遷移の分の手間が増えている。

SNSニュースアプリは良いのだ。事前にどういう情報があるのかは予期できないから。与えられた情報スライドして見ていくことになる。しかし、同じ道理アパレル系のUIにあてはめることは妥当なのかどうか。

 

今は過渡期なのかもしれない。ユーザーの「夏物のパンツを買いたいな」というニーズ自体を、端末やアプリ側が事前に予期できるようになれば。端末側でアプリを開くと同時に音声で目的を把握できるのであれば。

同じUIでも、最短で目的情報に辿り着くことができるだろう。

 
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