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2016-07-25

バスケットボールを指で回す理由

ふと疑問に思ったんだが、よくバスケットボール人差し指の上で回す人がいるじゃん

でもあれって試合では必要のない技術だと思うんだ

人差し指一本でボールを扱うことなんてないだろう

それになぜ他のバレーボールなどではああいうことをしないのか

実はこんな歴史があったというウソが思いついたので書いてみようと思う

時は1904年バスケットボールというスポーツが生まれから10年少々しか経っていない頃のお話

黎明期ということで例えばボールを持ったまま歩けるのは5歩まで、チームの人数は8人などと、今のバスケットボールとは大きく違っていた

アメリカ・NBCAリーグミッドランドロックハウンズは5チームのリーグ中5位、シーズン開始から10連敗中だった

なんとかこの状況を打破しようと、当時のグアダルーペ・ビクトリア監督は秘策を思いついた

その作戦の実行は、1904年9月7日リーグ首位で独走するグレートレイクス・ルーンズとの試合でだった

試合開始のジャンプボールボールを奪ったロックハウンズのチャールズ・タッパーはなんとボール人差し指の上でくるくると回し、そのままゴールへ向け走り出した

呆気にとられたルーンズだが、ひとまずボールを奪いに行く

しかしタッパーはボールを乗せた指を高く掲げ、相手守備を華麗にかわす

そしてそのままシュート

ルーンズの監督は当然審判へ抗議に行く

しか得点は認められたままだった

当時のルールには「ボールを持ったまま」歩けるのは5歩まで、と書いてある

まり、指の上に乗せているだけなので、トラベリングには該当しないというのだ

前の試合が終わってからずっとボール回しの練習だけを続けていたロックハウンズ、この後も順調に得点をあげていく

ロックハウンズのまさか作戦に焦ったルーンズの選手ボール回しを真似してみたが、そう簡単にはできず、ボールをこぼし相手に奪われてしま

試合は終始ロックハウンズペースで進み、結局104-71という大差で終わった

1年後に当時の大統領から「これはバスケットボールではない」と申し立てがありボール回しは禁止になったが、ロックハウンズの奇策は伝説として語られ、いまだにバスケットボールプレーヤーの間ではボール回しはクールプレイとして人気を博している

 
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