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2024-08-26

anond:20240825103626

いいよね、クレープ美味しくて幸せだよね。

でも、クレープ幸せの半分、いや70%は生クリームで決まると思うんだ。

ということで、私が10年かけて辿り着いた生クリーム論を書きたいと思う。

生クリームを作る上で大切な要素は3つあって、

1:ベースとなるクリームの質(脂肪分の質、量)

2:リキュールなどのフレーバー

3:クリームテクスチャー(滑らかさや舌触り)

これら3要素を調節することによって、あなた好みの生クリームを作ることができる。

ベースとなるクリームの質

これはいわゆる乳脂肪植物性脂肪の違いだったり、含まれ脂肪分の量で好みの味わいを調節する。

まずは一般的スーパーで売ってる「タカナシ純生クリーム35」で試して欲しい。

これは商品名の通り乳脂肪35%の生クリームなんだけど、もしこれがくどいと感じたり、もっとさっぱりしたほうがいいなと感じたら

植物性脂肪に変えるか、脂肪分の割合を落として調節する。

まり、売ってる生クリーム全部試して好きなもの見つけろって話になるんだけど、

手に入りやすものだけではどうしても納得できない人は、ミックスを試して欲しい。

まずは「乳脂肪35%」と「植物性脂肪30%」の二つを用意して、それぞれの割合を変えて配合する。

具体的には、乳200g:植20gから始めて、植を20gずつ増やして配合していけばどこかで好みに辿り着けると思う。

それでも満足いかない場合は、それぞれ商品を変えていけばどこかで辿り着けるはず。

で、私が最終的に辿り着いたのは、乳80%100gと植30%200gの配合。

乳80%の生クリームってなんやねんってなるけど、これは実はマスカルポーネチーズのことで、

脂肪分は乳脂肪35%よりも多くなるけど、植物性脂肪が多いせいか、濃厚かつさっぱりとした味わいになっておすすめである

リキュールなどのフレーバー

生クリームを立てるときリキュールを使うとグッとプロっぽい味わいになるので必ず入れて欲しい。

キルシュワッサー

ラム

コアントロー

などが一般的だが、まあ普段使いであればキルシュ一択だろうなとは思う。

リキュールの量は生クリームに対して、0.7%〜1%くらい。

クリームテクスチャ

人間が「美味しい」と感じる要素の中に、食品テクスチャーが大きく関わってくるを知って欲しい。

ボソボソでもだめだし、ゆるすぎる生クリームもおいしくない。

理想は、滑らかで、固め。

滑らかで固い生クリームを作るのにかかせない素材がゼラチンである

ゼラチンを入れておけば、たとえ10分立ての生クリームでさえ溶け出さずにもってくれる。

ゼラチン量は生クリームに対して0.8%くらい。

ゼラチン量の10倍の熱湯で溶かしたゼラチン液を人肌くらいまで冷まして4分くらいに立てた生クリームへ4、5回に分けて入れて混ぜればOK

これで3日はテクスチャーを保ったままの生クリームの出来上がりである


あとは砂糖の量、質も大事だけど、まあそのへんはベース生クリームの質との相性だったりするので好みで。

ただよくレシピである生クリームの量の8%の砂糖は多すぎると思う。3%ぐらいで十分。

ココナッツシュガーを使うといくらでも食べられる生クリームが完成したりもする。

 
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